そのうち下火になるだろうと思っていたら、いまだに続いている。そう、アイツだ。タピオカミルクティーだ。2018年夏に人生で初めてタピオカミルクティーを口にした私(佐藤)は、残念ながらその魅力をイマイチ理解できていない。世間の流れに自らの関心が追いついていない。平たく言えば「老化」していることを認めざるを得ない訳だが……。

そんな私の “老い” に配慮することなく、ヤツ……タピオカはドリンクの領域をはみ出し始めていた。そう、すでに食べ物のなかにまで入り込んでいるのだ! 東京・赤羽に日本の本店を持つ「ミートフレッシュ鮮芋仙(シェンユイシェン)」にはタピオカのホットサンドが存在していた。う、うまいのか?

・世界に700店舗

このお店は台湾スイーツの専門店で、世界に700店舗超を展開している。台湾発のお店が増えすぎて、もうどこがどこだか全然覚えられないけど、とにかく有名なチェーンらしい。

赤羽の本店は、JR赤羽駅から徒歩約5分。スズラン通りを少し外れたところにある。新宿や渋谷のタピオカ屋はいつ行っても行列だけに並ぶだろうな……と思っていたが、ここは昼時に訪ねてもゆったりしていた。


・ホットサンド!?

ミートフレッシュの売りは、台湾流の芋団子「芋園」。台湾産のハーブを使った「仙草」。それに台湾のソウルスイーツ「豆花」だ。これらを主力に、かき氷やミルクティーなどの提供を行っている。


どこのタピオカ屋にいっても、似たり寄ったりかな。と思っていたら、ここには私の短いタピオカ人生のなかで、見たことがないものがあった! それはホットサンドである。ナニ!? タピオカのホットサンドだと!


う~ん……、わからん。ドリンクの時でさえ、ストローで吸い上げると「ズドドドド」と口のなかに飛び込んでくるアイツ、少々邪魔なような気もするアイツがホットサンドになるとどうなるんだ? 少なくとも口のなかに飛び込んでくることはないと思うのだが。食感の想像がつかない……。


・意外な発見

実際に注文してみた。ドリンクとセットで900円。今回は仙草のミルクティーをオーダー。そもそも仙草が何なのかさえもわからず、飲んでもどこらへんが仙草なのか、まったく知覚できなかったと正直に申し添えておこう……。


ドリンクはどうでもいい。本題はホットサンドである。ホットサンドはマスカルポーネを選んだ。チーズとタピオカは合うのか?


食べてみると、タピオカとチーズは良く合っている。というか、タピオカ自体に味はなく、食感を楽しむものだと思うので、どんな素材とも相性が合うのではないか? ということに気付いた


焼きたてのトーストの歯触りの向こうに、もちもちのタピオカ。う~ん、なるほど。アリといえばアリだ。


・タピオカリサーチは続く

逆にこうも考えることができる。今回の挑戦でタピオカはどんな食材とも合うことが判明した。つまり、タピオカがドリンクの領域をはみ出してくるのは必然だったと言えるだろう。そして、新たな疑問が浮かぶ。タピオカと合わない食材はあるのか? 伝え聞くところによると、すでにタピオカラーメンというものも存在しているらしい。

これはもしかしたら、いまだ見ぬタピオカ料理がすでに存在している可能性も大きい。私は今後もタピオカリサーチを続けて行きたいと思う。そんなにタピオカ好きじゃないけど。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ミートフレッシュ鮮芋仙(シェンユイシェン) 赤羽本店
住所 東京都北区赤羽2-21-2 SD.Building 1F
営業時間 11:00 ~ 21:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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