ちょっと変わった冷凍食品はないかなぁ〜。そう思いながらスーパーをパトロールしていたところ、気になる商品を見つけた。販売元はイオンのプライベートブランド・トップバリュ。1個213円と謎に高いパイが売っていたのだ。

トップバリュといえば、97円の「鶏ごぼうごはん」があるように安さもウリ。何がどうなって2倍以上の値段となるのだろうか。これってどうなの? 激ウマってことでいいのかな……と勝手に決めつけようとしたが、物は試しということで実際に食べてみることにした。

・パイは4種類

値段だけでも驚いたのだが、さらに驚くことに発見したパイはなんと4種類。「ビーフ&チーズパイ 」「チキンホワイトシチューパイ」「ビーフシチューパイ 」「アップルパイ」を揃えていた。

どうやら今の時代はいろんなものをパイで包むらしい。アップルパイはよく聞くけど、他はどうなんだろう……とりあえず全部買って食べてみた。先にランク付けしたウマさをお伝えすると「アップル → チキンホワイトシチュー → ビーフシチュー → ビーフ&チーズ」といったところ。ちなみにすべてキノコみたいな形で握りこぶしくらいの大きさのパイだった。

・アップルパイ

まずは定番とも言えるアップルパイから。王道とも言える「パイ」であることもあって、ヒジョーによい。シナモンも効いていて、りんごもしっかり入っていて食べ応えがある。中身がスカスカなんてこともなく、値段が高いだけあって100円くらいで売っているレベルのアップルパイとは明らかに違った。シナモンの量で好みで分かれるだろうが平均点は叩き出せる。

・チキンホワイトシチューパイ

続いて「チキンホワイトシチューパイ」を一言で表すなら大崩れしない安パイ。個人的には特別震えるほどウマいと思わなかったが、トロッとしたシチューと生地の相性はいい。電子レンジだけでも調理可能だったが、オーブンを使った方がサクサクしてウマかったかもしれない。作り方で化けそう!

・ビーフシチューパイ

次に「ビーフシチューパイ」。決してマズい訳ではないが、あまりパイとビーフシチューは合わないような気がした。これを言ったら本末転倒……おしめぇだろとはなるが、ご飯と食べた方が確実にウマい。リピートまでして買うような感じではなく、好みでだいぶ分かれそうな印象が残った。

・ビーフ&チーズパイ

──とここまでボーダーラインを超えていたが、ラストのビーフ&チーズパイは1つだけ別格だった。人の好みはそれぞれ、1人1人違うことは百も承知だが……ダメだ、お前だけは許さない。

食べ始めから食べ終わるまでずっとフワフワしていた。というのも、牛肉のウマさが迷子。レンチンだけでチーズがトロッとしているのはよかったが、コレジャナイ感が最後まで拭えなかった。切って中身を見て、めちゃくちゃウマそうだっただけに落差でやられた。

牛肉が入った冷凍食品で200円ちょい、これをどう判断するか。ただ、こういった商品は家にストックしてあると楽でいいものなので、まだまだ改善の余地はあると思う。パイに包んであるのでゴミや洗いものがほぼ出ないのはよかったし、新しくなったらまたチャレンジしたい。

参考リンク:トップバリュ「チキンホワイトシチューパイ」「ビーフシチューパイ」「アップルパイ」「ビーフ&チーズパイ」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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