一部でコアな人気を集めているマックのサイドメニューといえば、ベーコンポテトパイだ。近年は期間限定でスポット的に復活する感じになっており、全国のベーポテファンが常に発売を今か今かと待ちわびている。

そんなマックのベーコンポテトパイが本日(2020年4月1日)より遂に販売開始。待ってたぜ~いと思いきや、なんとローソンでも似たような揚げパイ商品が発売されたではないか!

ということで、なぜかいきなり始まってしまったベーコンポテトパイ戦争。どっちが美味いか食べ比べてみたぞ!

・新発売 vs 復活

2020年3月31日よりローソンから発売された「GU-BO」。マックの方は復活メニューだが、こちらは新商品なので最初に概要を少し説明しておこう。

「GU-BO」は手軽に食べられるスティックタイプのパイで、チキン系の商品が充実しているローソンにあって「鶏肉ではないホットスナック」の拡充を目指して投入された商品である。

ベーコンポテト味、明太チーズ味、メキシカンチョリソー味の3種類がラインナップされており、いずれも価格は税込130円となっている。

期せずして、マックのベーコンポテトパイ復活と同じタイミングでの発売。特にベーコンポテト味にいたっては思いっきりマックの競合商品である。揚げパイ好きとしては「販売時期をずらしてくれよ」と思わなくもないが、とりあえず両者の味の違いを比較してみたぞ。

・揚げ……パイ?

やはり味が気になるのは新商品のほうかな? ということで、まずはローソンの「GU-BO(ベーコンポテト味)」から食べてみることに。

外見はパイというよりも揚げ春巻のような印象を受ける。

ザクッと割ってみると、ポテトフィリングに角切りベーコン。ベーコンは大きめにカットされており存在感がありそうだ。んで食べてみると……

具材のポテトがペッパーの効いた味付けになっており、非常にパンチのあるテイスト。コンビニスナックらしいガツンとした旨味が印象的で、これは非常によろしい。

そしてベーコンもキチンと主張してくる。パイの中身ということで、肉々しいベーコンは正直あまり期待していなかった。「ベーコンぽい何か」が紛れているだけじゃないの~とも思っていたが、この弾力ある歯ごたえは間違いなくベーコン。ちゃんとベーコンしている。

ただし生地は改善の余地ありか。揚げ春巻のようなルックスと書いたが、実際に食感はパイというよりも春巻に近い。かといって本格的な春巻のように軽やかな食感というわけでもなく、ガッツリ油を吸った揚物ですねという重さがある。

個人的興味で明太チーズ味も食べたが、2つ続けて食べると少しクドイような気はしたぞ。

・揚げ……パイ!

続いてマックへとやって来た。まあぶっちゃけ味は分かっているのだが、1年ぶりの復活なので少しリニューアルしている可能性もあるではないか。ちなみにマックの方は税込150円な。

今年から「ベーコンポテトパイセンズ」という謎の愛称が付いていることは華麗にスルーして、さっそくガブリ。


うん、これがパイだよ! ダンナ!


多少のマイナーチェンジはされているかもしれないが、基本的には以前まで販売されていたものと同じ。パイならではの生地を織り重ねた食感に、外側だけがカリッとした完璧な揚げ具合。

そして中身はホワイトシチューのような優しい味付け。ローソンのようにガツンとしたパンチ力はないが、全体の完成度では圧倒的に上。まさにThis is ベーコンポテェィ↑トパイと英語のイントネーションで発音したくなるような味である。

両者を食べ比べた結果、どちらか選べと言われたら筆者の軍配はマック。価格が安い「GU-BO」も手軽な選択肢としてはアリだが、とりあえず今日の夜はマックでベーコンポテェィ↑トパイを食べるべきだ!

参照元:ローソン「GU-BO」、マクドナルド「ベーコンポテトパイセンズ
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.