焼きそばは食べ物……そう思っていた時期が……俺にもありました……。というか普通に麺類……そう思っている自分が……今でもいます……。だがだがしかし、だがしかし、どうやら平成が終わるギリギリになって「焼きそばは飲み物説」が濃厚になってきた。
というのも、2019年2月、東京は池袋と新橋に『焼きそばは飲み物。』なる飲食店がオープンしたからだ。もちろんこちらのお店は「カレーは飲み物。」や「とんかつは飲み物。」の系列店。ついに焼きそばにまで手を広げたか……! これは行くしかあるまい。
・第3の飲み物
系列店の「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか?」を含めると、都内で約10店舗を展開する通称・飲み物グループ。「カレーは飲み物。」や「とんかつは飲み物。」など、確かな味とボリュームで勢力を拡大する、注目の飲食チェーングループだ。
そんな飲み物グループが「第3の飲み物」としてオープンしたのが『焼きそばは飲み物。』である。実は池袋店は1年ほど前から別の店名で営業していたというが、新橋店のオープンに合わせて屋号を『焼きそばは飲み物。』に変更したとのことだ。なるほど。
それはどうでもいいとして、圧倒的なボリュームとダイナミックな味わいには定評のある飲み物グループの新業態なら高確率でウマいハズ……。というわけで、平日の池袋店に足を運ぶことにした。
・システムはカレーと同じ
サンシャインのほど近くにある『焼きそばは飲み物。』は、他の「カレーは飲み物。」などと比べて小さなお店である。座席数は7席ほどか。カレーとは違って焼きそばはオーダーを受けてから焼いているそうなので、これくらいのキャパが限界なのだろう。
メニューはシンプルに「焼きそば」「肉盛り焼きそば」「全部盛り焼きそば」の3種類のみ。味はもちろん “ソース味” だけだ。今回は肉盛り焼きそばの並盛(1050円)をオーダーした。
焼きそばに、好みのトッピングを3つ出来るのは「カレーは飲み物。」と同様で、今回はスキヤキ卵・唐揚げ・ポテトサラダを注文。一番のオススメは「スキヤキ卵」だそうで、焼きそばにかけるのではなく、焼きそばをつけて食べるらしい。
・衝撃のウマさ
待つこと5分少々でやってきた焼きそばは、期待通りの男らしいビジュアル。鉄板からこぼれ落ちそうなほど具も麺もトッピングも「これぞ飲み物グループ!」といった たたずまいだ。
さっそく食べてみると……ウマい! こんなウマい焼きそば滅多にない!! それくらいウマいッ! モチモチの極太麺にややスパイシーなソースが絡み合い、食感はジューシーそものも。ソースも全て自家製だというが、それも頷けるほどの圧倒的なウマさだ。
オススメのスキヤキ卵も、予想通りといえば予想通りの味だが、ウマさとしては申し分ない。ビーツが練りこまれたピンクのポテトサラダも、そして無料の味変調味料「自家製マヨネーズ」と「サワーソース(黒酢風味)」も有能すぎた。これは流行る……! というか、大盛りにすればよかった……!!
というわけで、飲み物グループのファンであれば高確率で満足するであろう「焼きそばは飲み物。」。先述のように、池袋店は席数が少ないので混雑している確率は高いが、それでも足を運ぶ価値は十分あるぞ。少々気は早いが、新橋と池袋以外にも進出希望だ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 焼きそばは飲み物。 池袋東口店
住所 東京都豊島区東池袋1-13-2
時間 ランチ11:15~16:00 / ディナー17:30~22:00 / 日祝ディナー17:30~20:30
休日 水曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼麺だけではなくソースも手作りらしい。すげえ。
▼味変調味料と紅ショウガは無料だ。
▼こちらは「カレーは飲み物。」を紹介した記事。
▼「とんかつは飲み物。」もウマい。
▼すげえウマかった。できればアキバか新宿にオープンしてくれ……!