関西国際空港といえば、1994年4月に開港した西日本最大の国際空港だ。世界の人々が行き交う空港内にはあらゆるジャンルのレストランが集結している。なかでもチョイ変わっているのが「機内食」をテーマにしたレストラン『レジェンドオブコンコルド』だろう。
こちら空旅の楽しみの1つである機内食を “飛行機に乗らなくても” 楽しめるうえに、景色もなかなかナイスなのだ。ただし、場所がちょっと分かりづらいかも……ということで、穴場的人気スポットを詳しく紹介するぞ!
・レジェンドオブコンコルド
『レジェンドオブコンコルド』は、飛行機の離着陸を間近に眺められる「関空展望ホール・スカイビュー」の3階にある。第1ターミナル前「1番バス乗り場」から出ている無料シャトルバスに乗れば5~6分で着くだろう。空港からバスに乗るって流れを忘れないように。
同店のコンセプトは、2003年に引退をした超音速旅客機・コンコルド。日本最終フライト地が関西空港だったことから『レジェンドオブコンコルド』と名付けられたらしい。入口付近にはコンコルドの模型、店内中央にはコンコルド型のテーブル……などなど、とにかく店内は「コンコルドづくし」「コンコルド祭り」って感じだ。
・体験機内食
それはさておき、さっそくレジで1番人気の「体験機内食A(1700円)」を注文。体験機内食はビーフ(A)orチキン(B)の2種類で、メイン以外の内容はほぼ一緒とのこと。
ちなみに3日前までの予約が必須だが、ビジネスクラス(3900円・6200円)、ファーストクラス(1万300円)機内食なんてのもある。さすがファーストクラス、機内食さえまったく手が届かねえ。しかし、いつかは必ず……!
・味も景色もナイス
──さて、窓側座席は飛行機の駐機場がスグ目の前で開放的。気持ちよく待っていると、ついに「体験機内食A」が姿を現した。欧州路線のエコノミー機内食をイメージした前菜、メイン、チーズ、パン、デザート……そして、小さなカップに入った水。完全に機内食だな。ここ雲の上でしたっけ?
それにしても美味しそうなのが、主役の「ブレイズドビーフ赤ワインソース」。実際に食べてみると、ビーフはホロホロで柔らかく、テンション的には完全に離陸。つまり、気分が上がる美味しさである。機内食には当たり外れがあるが、これは大当たり。高度3万3000フィートレベルで美味い!
となると、やっぱり気になるのが、ビジネス・ファーストクラス。もしかしたら「超音速旅客機コンコルド」で大空に飛び立つ気分を味わえる……かもしれない。そんなことを考えながら食べたデザートの「チョコムース」も濃厚で美味しかった。うむ、満足満足。
・快適な空の旅気分で
なお、今回ご紹介した「体験機内食」は時期によってメニューが変更するらしい。地上にいながら手軽に海外旅行気分を味わえるから、かなりオススメだ。夜のライトアップされた滑走路も幻想的だから、機会があればぜひ地上で「快適な空の旅気分」を味わってみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 レジェンドオブコンコルド
住所 大阪府泉佐野市泉州空港北1 関西国際空港展望ホール「スカイビュー」エントランスホール3F
時間 11:00~21:00
休日 無休
参考リンク:レジェンドオブコンコルド
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼第1ターミナルから
▼バスに乗って
▼関空展望ホール・スカイビューへ
▼3階が「レジェンドオブコンコルド」
▼コンコルド型テーブル
▼体験機内食A
▼機内食でおなじみの水
▼美味しい~
▼目の前が駐機場
▼メインホール5階のスカイデッキ