世界に誇る日本の文化・マンガ。私(中澤)はマンガと言えば紙の世代だが、最近は、電子書籍化された電子コミックも流行っている。
そんな電子書籍54万305冊を配信しているコミックシーモアが『みんなが選ぶ!! 電子コミック大賞2019』を開催。みんなが選ぶ今年ヒットしそうな電子コミックはこれだ!
・『みんなが選ぶ!! 電子コミック大賞2019』とは
2019年ヒットしそうな電子コミックを選ぶこのコミック賞。まず、出版社36社が「2019年に電子でヒットしそうなコミック」をノミネート。その後ネット投票で最も得票数の多い作品を大賞とするものだ。
第2回目となる『みんなが選ぶ!! 電子コミック大賞』。その投票数は昨年の10倍! 作品数も注目度も増す中で、受賞したのは以下の作品。まずは、男性部門と女性部門から
【男性部門】
『ゆうべはお楽しみでしたね』金田一蓮十郎
『鬼を飼う』吉川景都
【女性部門】
『この男は人生最大の過ちです』九瀬しき
『蒼竜の側用人』千歳四季
──『ゆうべはお楽しみでしたね』はオンラインゲーム『ドラクエX』のプレイヤーを題材にしたラブコメディ、『鬼を飼う』は昭和初期を舞台とする妖(あやかし)系。
『この男は人生最大の過ちです』は、クール系美男子の登場する少女マンガ、『蒼竜の側用人』は巫女と竜のファンタジーとバラエティ豊かだ。そんな中、見事大賞を受賞したのは……
【大賞】
『LV999の村人』岩元健一、星月子猫、ふーみ
──『LV999の村人』! 小説投稿サイト『小説家になろう』に星月子猫さんが投稿した小説のコミカライズである。読者の感想では以下のような声が。
・読者の声
「単なる異世界冒険モノじゃなく、人間的な愛のある世界観でなかなか深いです。可能性や意外性、多様性、いろいろな要素が面白い。素直な気持ちになり、勇気が湧いてくる作品でした」
「ギャグっぽいとことシリアスっぽいとこどっちもあって面白いです! 特に主人公の「そうなりたくてなったわけじゃないのに」と言った思いを尊重する姿には心を打たれました。
何もしなくても人間を襲うモンスターを生み出してしまう魔族と魔族を倒そうとする人間の共存を目指す主人公とその仲間たちの旅路の先がとても気になります! 冒険ファンタジー系の話が好きな人にはとくにオススメです!」
──流行りの異世界ものでもハッとする切り口が大賞の由縁なのかもしれない。アニメ化などのさらなる飛躍も期待できる。
なお、コミックシーモアの発表ページでは、さらに「BL部門」「TL部門」の結果もあり、受賞作を無料で立ち読みもできる。気になる方はチェックしてみよう。