2019年1月5日に開幕したAFCアジアカップも、ついに20日からノックアウトステージが始まった。その名の通り、負けたら終わりのサバイバル。グループステージを全勝で突破したサッカー日本代表は、サウジアラビアとベスト8入りを懸けて対戦する。
2011年以来の栄冠を勝ち取るため絶対に負けられない戦いが続くが、ここでノックアウト初戦の相手・サウジアラビアにまつわる知識を1つお伝えしておきたい。国際スポーツ大会などで国名は、英字3文字で表示されることがほとんど。日本(JAPAN)だと「JPN」となるが、サウジアラビアはどう表示されるかご存じだろうか。
・なぜ「KSA」なの?
先に答えを言ってしまうと「KSA」である。「Saudi Arabia」がなにゆえ「KSA」。なんとなく「SA」は略しているのが伝わってくるが、「K」がつくなんて想定外。それだけに、理由を知ってそうで意外と知らない人も多いのではないだろうか。
で、いきなり答えを明かすのも面白くないのでよく考えてみよう。ヒントはアメリカ。英語表記なら「United States of America」に置き換えると分かりやすい。説明するまでもないが、その頭文字をとると「USA」となる。
そしてサウジアラビアといえば、石油や砂漠、さらにはイスラム教発祥の地とされている中東の大国だ。ここでピンと来た人がいれば、どうしても「K」が迷子になってしまう人もいるだろう。そう、正解は……
・キングダムの「K」
サウジアラビアの正式名称は「Kingdom of Saudi Arabia」だからである。キングダムがつくことさえ覚えておけば、他国と同じように頭文字をとって「KSA」。ふむふむ、カンタン納得だ! ちなみに国のコードは「SAU」なので、異なることもあわせて覚えておこう。
日本のテレビ放送だと「サウジアラビア」とカタカナで表示されるので役に立つかどうか不明だが、国際映像を使用している場合は「KSA」なので知っておいて損はないだろう。とにかく、頂まであと4つ。運命のサウジアラビア戦は21日の20時(日本時間)キックオフの予定だ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.