2019年1月17日、JTは次世代の加熱式たばこのデバイスを2つも発表した。従来のプルームテックの上位モデルとなる「プルームテックプラス」と、たばこスティックを使用する「プルームS」である。新しい2つのデバイスの大まかな特徴については、すでにお伝えした通りだ。

今回は、その使用感について紹介したいと思う。まずは、従来のモデルに吸い応えをプラスした「プルームテックプラス」だ。

・プラスとSのサンプル

発表会の参加者には、3つのデバイスのサンプルが提供された。プルームテックとプラス、そして高温加熱式の「プルームS」である。


プルームテックプラスには、専用の4種のたばこカプセルも梱包されていた。


専用カプセルはレギュラーの「マイルドブレンド」と「ローストブレンド」。それにメンソールの「コールドミント」と「クリアミント」である。カプセルそのものは従来モデルでも使用可能なのだが、カートリッジを共用することはできない。なお、カプセルはたばこ葉の量を増やしているとのことだ。


・スターターキット

スターターキットには、本体(バッテリー・カートリッジカバー・カプセルホルダー)とACアダプター、それにマイクロUSBケーブルが入っている。


この手の製品を購入する機会が多い人は、ACアダプターとケーブルを余るほど持っているのではなかろうか。


・組み立て方

さて、使用するには本体を組み立てなければならない。とはいっても構造はシンプルだ。バッテリーとカートリッジカバーをくっつけるだけ。


金属部分を合わせて、カチっと音がするところまではめ込めばOK。


本体を組んだら、カプセルホルダーを外してカートリッジを入れる。カートリッジは、従来品と同じようにたばこカプセルに付随している。


実物を見ると、リキッドの量が従来品よりも多いことがわかるだろう。これが、吸い応えプラスのヒミツか。


カートリッジを挿入してカプセルホルダーを装着したら準備完了。


喫煙は、まず本体中央のボタンを3回押して起動させる。起動してしまえばあとは吸うだけ。


・実際に吸ってみると……

さて、実際に吸ってみると、従来のプルームテックと吸い応えがまるで違う! 煙の量が多く、しかも味もしっかりとしている。従来のモデルでプルームテックを離脱した人は「これがプルームテックだと!?」と驚くはずだ。


低温加熱(40度)でありながら、煙の量は十分。 “爆煙” と言わないまでも、そこそこの煙の量だ。おまけに味がいい。とくに私(佐藤)は、マイルドブレンドが気に入った。味が深く香りが芳醇で、満足度はかなり高い。個人的にはニコチン感の低さが気になるが……。


紙巻きタバコから加熱式タバコに変えようという人は、いきなり従来のプルームテックにするよりプラスで身体を慣らすのも手かも。

とにかく、総じて満足度の高いモデルと言っていいかもしれない。4980円という価格も魅力的だ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24