「平成最後」とかけまして「炎上」とときます。その心は、世間が「へいせい(平成・平静)」ではいられません。
男女6人で共同生活をする「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の人気企画『モンスターハウス』。放送される度に話題となるこのコーナーが今週2018年12月26日で最終回を迎える。
話題の中心はお笑い芸人のクロちゃん。男女の関係の中で垣間見えるクロちゃんのガチめのゲスさに大きな批判が集まっているのだ。しかし、メディアで彼女募集した経験のある私(中澤)は逆にクロちゃんは凄いと思う。その理由を以下に述べたい。
・私が行った彼女募集
まず、私が行った彼女募集について簡単に説明しよう。ウェブメディア・ロケットニュース24のサイト上で彼女募集したのは2年前、2016年4月26日だ。
ガチで彼女を募集したこの企画。その甲斐あり、今年、子安辺美々(こやすべみみ)さんという彼女ができた。ちなみに仮名である。詳細はシリーズ「ネットで彼女募集」を読んでいただくとして……
・芸能活動経験がある人の応募
この企画には、外国人含めて十数人の応募があった。応募してくれた方、改めて本当にありがとうございます。さて、そんな応募者たちの中に数人いたのが芸能活動経験のある人。さすがにそういう世界に入る人だけあってみんな綺麗だった。
送られてきた資料を見て、その美しさに一瞬はテンションが上がった私。だが、どの女性とも会うことはなかった。なぜなら……
売名行為やネタでの応募の空気を感じたから。
私はガチでパートナーが欲しい。ロケットニュース24ではなく私の方を見てくれている人が良かった。逆に言うと、会ったのはそういう人だけである。
もちろん、相手にそんなつもりはなかった可能性も大きい。しかし問題なのは、ネタ応募かどうかを本当のところは見分けられないことにあった。
そして、真剣に探しているほどその疑惑は重い。企画が終わった後に、なんやかんや理由をつけてフラれて何もなかったことになるという結果が一番怖かった。もう1度言うが、パートナーが欲しかったのである。
・不特定多数が見る場所で経過を報告するということ
例えば、「ネタでしょ?笑」という人を選んで本当にネタにする手もあるだろう。実際、彼女募集シリーズに対して、当初そういうコメントをネットでしている人もいた。ただ、ガチ募集すると発信しているもののため、そのやり方は他の応募者にも読者にも失礼に感じたのである。
話がそれたので戻すと、ガチであるほど相手がネタ応募だった時のダメージはデカイ。そして、そんな応募は不特定多数に見られる場所なら避けられないものだ。そのため、私は売名ということにセンシティブになり必要以上に遠ざけてしまった。でも、クロちゃんは違う。
相手が売名かどうかなんてどこ吹く風。明らかにディスが出るようなこともやってのける。全ては可愛い彼女と付き合うために。あの手この手で立ち回る姿は泥水をススるようだが、それはある意味超真剣な男の姿なのではないだろうか。
・ヤラセだった場合
もちろんこれは、『モンスターハウス』がガチだった場合の話。もし、最初から全てが台本ありきなら当てはまらない。
とは言え、それならクロちゃんのゲスな行動もまた台本通り。そして、クロちゃん個人を批判するということは、やっぱりみんなどこかでガチだと思ってるんでしょ? このグレーゾーンにみんなが踊らされているように見える。
さらには、台本ありきのヤラセだったとしても、あれだけのディスを浴びながら自分に求められている仕事を貫徹するクロちゃんはやっぱり凄い。
なお、最後に誤解がないように言っておくが、この記事はクロちゃんの人格や行動を肯定するものではないことをご理解いただければと思う。なにはともあれ話題の「モンスターハウス」。さて、最終回はどうなるのか……要注目だ。
参照元:Instagram @kurochandesuwawa、水曜日のダウンタウン
執筆:中澤星児
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