日本全国に店舗を構える飲食チェーン「びっくりドンキー」。おいしいハンバーグを気軽に食べられることで知られる同店の親会社「アレフ」が、実は高級ステーキ店を営業していることをご存知だろうか?
北海道札幌市にあるその店の名前は「43°ステーキハウス」。ゆっくりと時間をかけてドライエイジング(乾燥熟成)した道産牛を使ったハンバーグやステーキが人気らしい。実際に店に行って食べてきたら、これが激ウマだった!
・札幌駅から徒歩15分ほど
「43°ステーキハウス」は、札幌駅から徒歩15分ほどのところの「大通ビッセ」というビルの3階にある。店内はテーブル同士の空間が広く、ゆったりと落ち着いた雰囲気。また、窓が大きく開放感があって気持ちいい。
この日はランチメニューを目当てに昼頃に来店。ドライエイジングビーフ使用した「シングルカットステーキ 150g(税込3400円)」と「ハンバーグステーキ 150g(2500円)」を注文した。いずれもサイドブッフェとドリンク付(アルコールは除く)となっている。
・ヘルシーでお洒落なブッフェ
肉が調理されている間、ブッフェコーナーへ行ってみると、サラダ、グラタン、マリネ、スモークサーモンなど野菜や魚介中心の料理に加えて、スープやスイーツなどが並んでいた。なんともヘルシーでお洒落なブッフェである。
料理を皿に盛ると彩りが豊かでとても綺麗だ。一品ずつ味わってみたら……素材の味を活かしたあっさりとした味付けでどれもウマいぞ! なるほど、これなら先にある程度の量を食べたとしても肉料理の味を邪魔しないかもしれない。
・牛肉の旨みが濃縮されたハンバーグ
その後、注文してから15分ほどで、お待ちかねの肉料理がテーブルに運ばれてきた。まずハンバーグステーキだが、ドミグラスソースがたっぷりかかっていて、パッと見たところでは特別な感じはしない。さて、断面はどうなっているのか?
ナイフで切ってみたところ……ウォォォオオオオオーーーーー! 超ジューシーで真ん中がほんのりピンク色!! もうこの時点でウマいのは確定だ。一口いただいてみたら、ウマすぎる!! “熟成” が効いているのか、牛肉の旨みが濃縮されているような味がした。
・噛めば噛むほど肉の豊かな味わい広がるステーキ
続いては、カットステーキを食べてみるとしよう。焼き加減はお店オススメのミディアムレアにしたのだが、いったいどんな感じに仕上がっているのだろうか? ハンバーグがウマかっただけに期待は大だ。
皿に盛られたカットステーキの断面を確認すると……うわ、ヤバっ! なんだこの断面は!! こんがりと香ばしい色に焼かれた肉の中心は、目が覚めるような鮮やかなピンク色。ずっと眺めていたくなるほど美しい仕上がりである。
一口いただいてみたところ、ハンバーグと同じく牛肉の旨みが濃く感じられてウマい! そして噛めば噛むほど肉の豊かな味わいが口の中に広がるぞ……。
同店の情報によると、この肉のウマさは、温度、風、湿度がコントロールされた熟成庫でおよそ5~7週間かけて旨みを凝縮させる熟成法「ドライエイジング」によるものとのこと。
そうか、エイジングビーフってこんな味がするのか。一般的なステーキに比べて高級だが、その差は確かだった。気軽に楽しめる「びっくりドンキー」のハンバーグも良いが、贅沢な気分で「43°ステーキハウス」のステーキを味わってみるのも良いものである。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 43°ステーキハウス
住所 北海道札幌市中央区大通西3丁目北洋大通センター 大通ビッセ3F
時間 ランチ11:00~15:00 / ディナー17:00~22:00
休日 ビル休館日に準ずる
参考リンク:43°ステーキハウス
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.