イオンのプライベートブランド「トップバリュ」。最大の魅力はその豊富な品揃えと圧倒的な安さにあるが、中には不届きな輩も潜んでいるため注意が必要だ。要はアタリジャナイ商品である。光の数だけ影も存在するのがトップバリュと心得よ。

つい先日、イオン系列のスーパーにて気になる商品を発見した。『サイコロステーキ』という名の冷凍食品だ。次の瞬間、私(あひるねこ)のイオンセンサーに緊張が走る。果たしてこいつは、アリなのか? それともナシなのか!? 今こそイオン警察出動の時……!

・イオンの冷凍ステーキ

トップバリュの冷凍食品『サイコロステーキ(税抜498円)』。イオン直営牧場で大切に育てられたタスマニアビーフを原料にし、ひとくちサイズに成型した……と袋には書かれている。つまり成型肉のステーキだ。

この商品はレンチン不可。フライパンで焼く必要があり、調理する前には冷蔵庫で約6時間解凍しなければならない。「使う分だけ」と書かれているが、面倒なので400グラム一気に投入するぞ。


ステップ1:よく熱したフライパンに油を薄くひき、全体になじませる。


ステップ2:解凍したサイコロステーキを入れ、中火で1面約30秒ずつ転がしながら全体を焼く。


ステップ3:すべての面が焼けたら弱火にし、フタをしてさらに2分30秒~3分30秒焼く。


中まで火が通ったら完成だ。

肉から出る脂の量がスゴイので、ステップ1でひく油は極少量で問題ないと思われる。さて、焼いている途中で薄々感じてはいたのだが、こうして皿に盛ると、その考えはますます深まるばかりだ。まあ何というか……


ハンバーグだなコレは。

・ほぼハンバーグ

サイコロステーキというよりは、限りなくハンバーグに近い存在である。成型肉だから当然といえば当然の話なのだが。いざ食べてみると、実家で出てきたようなハンバーグとは少々雰囲気が異なり、ステーキとハンバーグの中間……よりもハンバーグに近い加工食品とでも言うべき味。

ここで、以前ご紹介したトップバリュの万能調味料『醤油が香るブレンドスパイス』を投入してみることに。このスパイスは本当~に優秀で、ステーキにもよく合う。試しにかけてみると……

うむ、なんだろう。記憶の中にあるステーキの味を強引に呼び覚ましたような感じだ。基本トーンはハンバーグだが、アメリカ産の安いステーキ用赤身肉を焼いた時の気配が口の中にわずかに漂う。ステーキと呼べないことも、なくはないように思う。

・味変

さらに他の調味料でも試してみる。以下、ザックリ講評すると、一番無難に合うのはマスタードだ。ワサビはダメ。妙な甘みが際立ってしまう。青じそがそれなりにマッチしたのは、ハンバーグと考えれば当然の結果か。

さあ、最後はケチャップだ。といっても、おそらく可もなく不可もないマリアージュだろうが。しかしここで、予想外の現象が起きた。こ、これは……!


マックのハンバーガーの味がする……!!

・まさかの類似

そう、普通の冷凍ハンバーグでは決して出ないであろうマックのパティ特有の牛肉の風味が、ケチャップをかけることで奇妙に増幅され、口の中にワッと広がったのである。トップバリュとマクドナルド……庶民の味方である両者の邂逅を、まさかこんな場所で目撃することになるとは。

・調査結果

まあだからといって、めちゃくちゃウマいワケではないし、ひたすらマズいワケでもない。お弁当なんかに入っている分にはちょうどいいテンションと言えるのではないか。ただ、冷蔵庫で解凍するのはけっこう面倒だった。ササッと使えないのは大きなデメリットだろう。

よく料理をする人なら上手く活用できるのかもしれないが、個人的には使いどころがイマイチ分からないこともあり、買う機会はあまり多くはなさそうだ。てなところで、今回の調査は終了としたい。何か良さげな商品があったらぜひ教えてください。それではイオン警察、撤収!

執筆:イオン警察・あひるねこ
Photo:RocketNews24.