もうすぐ来るよ、2019年! でも「年末進行で、来年を楽しみにする余裕なんてない」という声も聞こえてきそう……。そんな人にこそオススメしたいのが、「猫や犬の力になれるカレンダー」だ。
可愛らしい動物たちの写真・イラストを堪能しながら、同時に「自分でも、動物の力になれるんだ」と自己満足に浸ることができるカレンダーが、この世にはあるのだ! ね? こんな素敵なカレンダーと一緒なら、なんだか来年を迎えるのが、楽しみになってこない?
・「ウホカレ」ってご存知?
世界中に、数多くの「ウホカレ(誰もが思わずウホっと振り返るイイ男たちが一肌脱いだカレンダー)」が存在する。オーストラリア消防士カレンダーに、マッチョ兄貴が子猫を抱いてるカレンダー、ロケニューのメンズカレンダー……。こういったウホカレは、チャリティ目的で作られることが多く、その売り上げは小児病院や保護動物施設、日本赤十字社などに寄付されている。
今回、ご紹介する「動物の力になれるカレンダー」も、チャリティカレンダー。ネットで検索すると、様々な団体・個人が、動物保護活動を推進・支援する目的で販売していることが分かる。
・このカレンダーがなきゃ、新年を迎えられない!
例えば筆者は、ここ数年「ながさき地域ねこ活動支援ネットワーク」のチャリティカレンダーを購入している。長崎県で、地域猫活動を行なっている団体のものだ。複数の住人やボランティアにお世話・管理されている猫を「地域猫」と呼ぶ。不妊・去勢、きちんとした餌やり、ふん尿始末など、人と猫が共生していく上で、とても大切な活動なのだ。
筆者は、この団体のカレンダーが大好きで、これなしでは新年を迎えられない! 個人的な感想で恐縮なのだが、以下で、その理由を4つあげてみたい。
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【理由1:猫の写真&使い勝手の良さ】
毎日使うものなので、カレンダーのデザインは大切だ。このカレンダーは、シンプルで、とても使いやすい。自然な表情の猫の写真に、大きく分かりやすい数字、書き込みできるスペース……猫さまの顔がバッチリ見えて、かつ、余計なものがない。とても良いのだ。
ちなみに写真の猫たちの耳には、「V字」の切り込みが入っている。これは不妊・去勢手術が施された印。猫の増えすぎを防ぐためにも、地域猫活動では欠かせないステップなのだ。
【理由2:自己満足に浸れる】
また、カレンダーを見ていると「私だって、微力ながら、猫さまの力になれるんだなあ」なんて気持ちが湧き上がってくる。自己満足であることは重々承知。しかし「自分なんてなんの価値もない」と、ズーンと落ち込んだときにカレンダーを見ると、ほんの少〜しだけでも気分が軽くなるのである。大変ありがたい。
【理由3:カレンダーに書かれている「◯◯記念日」が勉強になる】
このカレンダーには、小さく「猫にまつわる記念日」が書き込まれているのだが、これがなかなか嬉しいもの。
2018年5月13日の「ベルギー・イーペルの猫祭り」、9月29日の「招き猫の日」、11月5日の「『アタゴオル』シリーズ 完結(2011年)」など、なかなか “ツウな猫情報” を知ることができるのである。イーペルの猫祭りとは、3年に1度行われるベルギーの奇祭。いつか行ってみなくっちゃ!
【理由4:贈り物にもしやすい】
筆者の住む家は狭く、カレンダーは1、2個あれば十分だ。だがそれでも、「少しでも支援したい」という気持ちから、ついカレンダーを余計に買いすぎてしまうこともある。また別の団体の素敵なカレンダーを買ってしまうこともある。
そんなときでも、誰かにプレゼントしやすいのが、チャリティカレンダーの良いところ。「チャリティで買いすぎたから〜」と理由があると、自然と人に贈りやすいのである。
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カレンダーなんて、自分の好きなものを選べばいい。けれども、そんなカレンダーで、少しでも動物保護の役に立てるのは、素敵なことでもあるはず。みんなも、デザインが好き、団体の活動理念に共感できるなど、好みのチャリティカレンダーをぜひ見つけてみてね!
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24