吹き荒れるクイーン・フィーバー。映画『ボヘミアン・ラプソディ』はみんなもう見ただろうか? 2018年11月24日にはフレディ・マーキュリーの命日もあり、公開3週目にして興行収入20億円を突破する大ヒットを続けている。
そんな映画後半、フレディとバンドが崩壊との間で生み出すのが『We Will Rock You』だ。大半が足踏みと手拍子とフレディの歌だけで構成されるこの曲。ギター1本で演奏した動画が予想の斜め上すぎた。
・なんじゃこりゃあ!?
この動画を投稿しているのは20才のロシア人作編曲家アレキサンダー・ミスコさん。前述の通り、ギターがあまり入っていないこの曲をどうやってギター演奏するのか?
さっそく動画を見てみたところ、ボディを叩いてリズムを出しながら歌メロとコードをギター1本で弾くミスコさん。これだけでも十分凄いのだが、驚くのは3回目のAメロに差し掛かったところ……
ファ!? ギターの使い方ヤヴェェェェエエエ! なんと、本来チューニングするためのペグで音程を合わせながらメロディーを奏で始めたではないか。
・もはや新しい楽器
音感やリズム、タッピングの技術など、全てが揃っていないとできない技である。というか、普通はこんな頻度でペグを触らないためここまで流れるように回すだけでも難しい。フレットを感じさせないスムーズな音程の変化がもはや新しい楽器のようである。
独創的すぎるギター演奏は、すでに新しい奏法を確立していると言っても過言ではないだろう。これで20才とか……おそロシア……。
なお、ミスコさんはこれまで2枚のアルバムをリリースしており、今年8月にはシングルもリリースするなど精力的に活動している。気になった人はInstagramやYouTubeをチェックしてみてくれ!
参照元:Instagram @alexandrmisko、YouTube
執筆:中澤星児
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