今年もあの季節がやって来たぞ。そう……関西人には馴染みとなりつつある「関西文化の日」の季節だ! なんともお得な企画で、関西2府8県において、ほとんどの美術館や博物館の入場料が無料になるのだから驚く。

2018年は11月17日と18日の2日間とのこと。普段から頻繁(ひんぱん)にそういった施設を利用する人も、そうでない人もこれはチャンス! 

・650施設が企画に参加

「関西から日本社会を文化で元気に」と2003年からスタートし、2018年で16回目を迎える関西文化の日。今年は福井・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島の2府8県約650の施設が企画に参加するそうだ。

650施設とは、なんとも盛りだくさんではないか。「そんなにあったら何処に行けばよいかわからないよ!」という人に向けて、記者の独断と偏見で選んだオススメの施設を5つ以下に挙げるので、参考にしてほしい。

・福井県立恐竜博物館(福井県)

福井県立恐竜博物館は、恐竜やそのほかの化石に関する資料を展示する国内最大の博物館だ。恐竜好きならば絶対に行って損はないというか、マストで行かなければならないスポットと言える。恐竜時代を再現した巨大なジオラマは圧巻だ。


・西宮市貝類館(兵庫県)

日本貝類学の礎を築いたという、黒田徳米博士の学術資料を核とした貝類専門の博物館だ。現在は特別企画として、粘菌の研究などで知られる南方熊楠が蒐集(しゅうしゅう)した貝類標本を中心に、熊楠の生い立ちや熊楠のゆかりの品などを展示する「南方熊楠貝類コレクション展」も開かれているぞ。


・京都鉄道博物館(京都府)

鉄道マニアにはタマラナイ京都鉄道博物館。車両展示はもちろん体験コーナーもあり、鉄道好きでなくともテンションが上がること間違いなし。ただし同館は17:30〜20:00(最終入館は19:30まで)の夜間のみ無料なのでご注意を。


・京都国際マンガミュージアム(京都府)

京都国際漫画ミュージアムは、京都市とマンガ学部のある京都精華大学の共同事業でオープンした、図書館機能と博物館機能を兼ね備えた日本初のマンガの総合文化施設だ。収蔵されているマンガにワクワクするだけでなく、建物の雰囲気もノスタルジックで見どころ満載。1日中だらだらできること間違いなし!


・橿原市昆虫館(奈良県)

橿原市昆虫館は、奈良県内唯一の自然系博物館。チビッ子たちに大人気の施設だ。「虫とは何か」をテーマに、パネルの展示解説やジオラマなど音響や映像を用いて説明してくれる。少し足を延ばせば明日香村もあり、観光にはぴったりだ。


以上、ざっと紹介したが気になる施設はあっただろうか。イベントや入場料無料の期間は施設によって異なるので、事前にサイトなどでチェックしてほしい。「関西文化の日」を大いに活用して、秋の行楽を楽しんでくれよな。

参照元:関西文化.com
執筆:K.Masami