世界で爆発的にヒットしているクライムアクションゲーム『レッド・デッド・リデンプション2』(RDR2)。このゲームは開拓時代終わりのアメリカが舞台で、プレイヤーはギャングの一員であるアーサー・モーガンとして、待ち構えるさまざまなクエストやミッションに挑む。
時代が時代なら、命がけのトラブルに巻き込まれることも少なくない。時には、理不尽な場面に遭遇して、ウソだろ! という理由で殺られることもよくある。今回はそんな理不尽な出来事を紹介したいと思う。
・善行、悪行
このゲームは、主人公の行動がプレイヤーの選択肢に委ねられていることが最大の特徴だ。“正解” らしきものは存在せず、善良な考えに基づいて行動しても良いし、悪意に基づいて判断しても良い。たとえば、救済を求める他のキャラクターを助けるのも見捨てるのも自由だ。
その代わり、その選択肢によって「名誉」のポイントが左右され、先々のイベントに影響を与えるらしい。良い行いには見返りがあることもあるし、悪い行いには報復が待っていることもある。
・善良なままでいたいんだけど
他のキャラクターに接する際に、出てくる選択肢がそれを象徴している。「挨拶をする」のほかに「金品を奪う」や「武器で狙う」、「敵対する」などがデフォルトで選べる。これらの悪しき行動を行っても良いのが、名誉ポイントに少なからず影響を与えるだけでなく、指名手配されて保安官や賞金稼ぎに追い回される羽目に遭うのだ。
できれば、善良なままでゲームを進めたいと思う私(佐藤)は、街の人たちと明るく挨拶を交わし、出来るだけ暴力的でないように振る舞っているのだが、一方的に理不尽な目に遭うことも多々あるのだ……。
■事件簿1.見知らぬ遺体を片付けようとしたら……
ある日のことだ。ギャングのキャンプからほど近い「バレンタイン」という街の酒場の外を歩いていたときのこと、娼婦に助けを求められた。彼女は暴力的な客を殺害してしまい、遺体の処理に困っている。近くの豚小屋まで捨てに行くように求められて、それに従ったところ……。
捨てるところを人に見られてしまい、殺害の疑いをかけられて、刑務所にぶち込まれた。まさか自分が豚箱行きになるとは。人助けをするつもりだったのに……。
■事件簿2.儲け話を聞かされるはずが……
チャプター2に進むと、鉄道を利用することが可能になる。それまで馬でしか移動できず、行動範囲が限られていたのが、鉄道利用で一気にエリアが広がる。見知らぬ大きな街に行くと、当然悪いヤツと遭遇する頻度も高くなる。
ある街に行った時のこと、見知らぬ男に声をかけられて儲け話を持ち掛けられるのだが……。
路地裏について行くと、真後ろから仲間に頭を殴られて失神! 金を巻き上げられる事態に。善良なギャングを目指してコレかよ……。
■事件簿3.馬車で連れ去られそうな人を助けるはずが……
ギャングは自分たちだけではない。ほかにも悪党はゴロゴロいて、人身売買を行っている馬車を目撃することがある。すぐに駆け寄って、馬車に乗り移ると……。相手のギャングの方が1枚上手で、速攻で銃殺された。人助けはしない方が良いのかも……。
■事件簿4.操作ミスで発砲したら……
序盤はコントローラの操作に慣れるのに少々時間がかかる。時には、銃撃戦などの緊迫した場面で操作ミスにより死ぬことも珍しくない。
ある日のことだ。ホテルで1泊して旅の疲れを癒し、支度をして宿を出ようとしたとき、誤って銃を発砲してしまった。すると、すぐに保安官が駆けつけて宿を取り囲み、逃げられなくなってしまった。まさか保安官を銃殺する訳に行かず、潜伏していたところ、3人が乗り込んで来て、あえなく銃殺されてしまった。間違えただけなのに……。
■事件簿5.人の家で焚火に当たってたら……
郊外に出ると、農家と思しき建物を見つけることがある。家主は農作業に出かけているのか不在で、庭には焚火に火が灯っている。休憩がてら焚火に当たっていたら、家主が帰ってきた。挨拶して立ち去るつもりが、ここにいるだけで家主は激怒し、やたらと警戒する始末。
態度を和らげようと、「ごめんごめん、もう来ないよ」みたいな釈明をしているのに、いきなり銃撃された。善良なギャングを目指す私だが、釈明を許されないことについ頭に来てしまって、こちらも発砲。家主を殺害してしまった……。目撃者がいて逃走しようとしたので、目撃者も葬らざるを得なくなり、こちらとしても悲しい思いをすることになってしまった。頼むから、少しだけ話を聞いてくれ……。
・罪は隠せる
ちなみに、罪を犯す際にはバンダナなどで顔を隠すと、指名手配になる可能性が低くなるらしい。また、殺害に関与した場合は、遺体を隠すと罪が発覚する確率が低くなる。もしも指名手配された場合は、懸賞金を自分で払うと手配が取り下げられる。
できれば善良なギャングでいたいけど、トラブルは向こうからやってくる場合が多いので、善良なままプレイし続けるのは難しいのかも。とにかく、この先も理不尽な出来事が頻発しそうなので、またこの事件簿でお伝えしたいと思う。
参考リンク:レッド・デッド・リデンプション2
Report:佐藤英典
Photo:RocketNews24