誰でも1日に1度はコンビニを利用しているはず。2~3度、もしくはそれ以上利用するという人もいるかもしれない。その度にレジ前に行列ができていると、少々うんざりした気持ちになる。ちょっとした買い物に来ただけなのに、10分くらい待たされるとイライラしてしまうこともあるだろう。
そんなレジの混雑を緩和するために、ローソンは都内の数店舗でスマホを使ってセルフ決済を行う実証実験を行っている。実際に利用してみたところ、レジ待ちなし! スマホでバーコードを読み取るだけでOK!! これは便利だから早く全国に導入すべきやッ!
・都市型の実験店舗
スマホで決済を行うこのシステムを「ローソンスマホペイ」という。私(佐藤)が利用したのは、2018年10月9日にリニューアルオープンしたJEBL秋葉原スクエア店だ。
このお店は都市型実験店舗で、スマホペイを導入しているほかに、からあげクンなどのホットスナックのセルフ販売や、モバイルバッテリーの貸し出しサービス「ChargeSpot」を導入している。
電源とUSBポート、タブレット端末を備えたイートインコーナーもあり、これまでの店舗にはない新しいお店だ。
・スマホペイに挑戦
スマホペイの利用は、ローソンアプリを利用して行う。今回はiOS版のアプリを利用して、スマホペイの使い方を説明したいと思う。まず、アプリをダウンロードして端末にインストールする。
インストールすると、最初に利用規約が表示されるので、内容に目を通して同意する。ローソンIDを持っている場合は、ログイン。持っていない場合は、新規登録を行う。
Pontaカードもしくは、dポイントカードとの紐づけも可能となっている。
・購入の流れ
インストールしてIDの登録が終わったら、アプリのトップに表示されている「ローソンスマホペイ」をタップ。
スマホペイは、最初に店舗にチェックインすることから始まる。「自動で検出する」はスマホの位置情報とBluetooth接続の情報を元に、利用店舗を割り出す。「QRコードを読み取る」は、お店に掲出されているQRコードを読み取って、利用店舗にチェックインを行う。今回はQRコードの読み取りを利用した。
「QRコードを読み取る」をタップすると、カメラが起動するので……
店舗にあるQRコードを読み取ると、店舗選択は完了。
・商品のバーコードを読み取る
続いて商品を選択する。購入希望の商品のバーコードを、画面に合わせてかざす。
すると、商品がカートに入る。
カートを見ると、たしかにバーコードを読み取った商品がある。購入希望の商品を増やしたり減らしたりの手続きは、この画面で行おう。
・スマホで決済を行う
購入希望商品のバーコードの読み取りが終わったら、決済へと進む。決済は現在のところ、各種クレジットカードかApple Pay・楽天ペイにしか対応していない。SuicaやPASMOには今後対応する予定とのことだ。
決済金額の確認画面から「次へ」をタップすると、決済に必要な情報を入力する画面へと進む。
今回はカード決済なので、カード情報を入力すると、決済情報の確認が求められる。間違いがなければ「この内容で支払う」をタップ。すると、画面上に決済が完了したことを示すQRコードが表示される。
これをスマホペイの説明を表示しているタブレット横の専用リーダーにかざすと、すべての手続きが完了だ。ちなみに自分の端末に表示されたQRコードは、表示時間に期限があるので要注意。
・本当に買えたのか?
これで終わり? たしかにカード決済が完了した旨のメールは手元に来てるけど、このまま商品を持ちだしていいのか不安だ。実は、ローソンアプリのスマホペイの項目に戻ると、購入履歴を確認できる。それを見ると、商品を購入した店舗と購入金額を確認できる。
今回購入した店舗「JEBL秋葉原スクエア」がちゃんと表示されており、購入金額も100円で間違いない。さらにその項目をタップすると、電子レシートも表示されるのである。よかった、ちゃんと買えてた!
・早く全国の店舗で導入を!
最初のアプリの設定に手間はかかるが、次回からは店舗にチェックインして商品のバーコードを読み取るだけ。私が手続きをしている間も、レジには長い列ができていたが、並ぶ必要は一切なかった。これは超便利だ! 慣れれば待たずに買い物が完了する。ぜひとも全国の店舗で利用可能にして欲しい。買い物でムダにしていた時間が大幅に短縮できるぞ~ッ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ローソン JEBL秋葉原スクエア店
住所 東京都千代田区神田練塀町85
営業時間 24時間
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]