テクノロジーの進歩は待ったなし。ホームボタンのない「iPhone X」は2世代目が発売され、車に自動運転機能が付いたかと思えば、人を運ぶドローンタクシーの実用化まで進んでいる。
そんななか、海外で現実のものとは思えないようなロボットが誕生していた。今回はギネスワールドレコーズもスゴさを認めた巨大6脚ロボットをご紹介したい。まるでSF映画さながら、なんと人が乗ることもできるぞ!
・巨大な6脚ロボット「マンティス」
英国出身のエンジニア、マット・デントンさんが開発したロボットの名前は「マンティス(Mantis)」である。彼は7歳の時、映画『スター・ウォーズ』を観たのがきっかけでロボットに興味を持ちはじめたのだという。
動画「Matt Denton: Largest rideable hexapod – Meet The Record Breakers」でマンティスの姿を確認すると……超デカいうえにカッコイイ! さすが人が乗れる最大の6脚ロボットとギネスが認めただけあって、現実のものとは思えないサイズである。
・巨大な6脚ロボット「マンティス」
ギネスの解説によると、同ロボットの大きさは2.8×5mで重量は約2トン。動力として2.2リッターのターボディーゼルエンジンを搭載しているようだが、歩行時の最高速度は時速約1km超とメチャゆっくりだ。
また、操縦席にある2個のジョイスティックと28個のボタンでコントロールできるほか、Wi-Fiで遠隔操作が可能という多機能ぶりにも要注目。歩行速度はまだ遅いが、SF映画の世界がいよいよ現実になってきていると思うとワクワクせずにはいられない。
ちなみにマットさんは、なんと映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』に登場して人気を博したロボット「BB−8」の製作スタッフとのこと。なるほど、マンティスの完成度の高さにも納得だ。
参照元:YouTube、Guinness World Records(英語)
執筆:K.ナガハシ