26万件ものリツイートに、63万件以上のいいね。再生回数1000万越え……。先日、ある動画がSNS上で大拡散された。動画の中では、雨風にあおられながら気象予報士が実況を行なっている。体を張って米南東部に上陸したハリケーン「フローレンス」の凄まじい威力を伝えているのだ。

「風が強くて一歩も前に進めません!」といった様子で臨場感たっぷりにレポートする気象予報士。体もヨロヨロと大きく揺れている。だが、カメラがズームアウトすると……あ、あら?

画面に、背後を通り過ぎる2人の男性が映り込んだ。こんな嵐の中、さぞや苦労しているのだろうと思いきや……え!? 気象予報士とは打って変わり、軽やかな足取りでスタスタと歩いているのだ。余裕すぎる!

この両者の違いっぷりに、気象予報士が演技をしたと思ってしまう人も多かったもよう。ネット上では「気象予報士の演技がうますぎ」「笑った」「アカデミー賞ものだ」などの声が聞かれ、中には「気象番組までフェイクニュースを伝えるのか」といった非難の声も上がった。

しかし、この中継を放送した『The Weather Channel』は演技ではないと釈明しているとのことだ。


「背後の通行人はコンクリートの上を歩いているのに対し、レポーターのマイク・サイデルは濡れた芝生の上に立っています。彼は足を滑らせないようにバランスを取っていたんです」


な、なるほど。だが、それに対して今度は「なら最初から、滑らないコンクリートの上に立つべきだったはず。そちらの方が安全なのでは?」といった意見が寄せられているのだった。

参照元:Twitter @gourdniblerFacebookThe Washington Post(英語)
執筆:小千谷サチ

▼こちらが話題となった動画だ。

*画像がスマホ画面からハミ出ちゃう人は、スマホを横向きにして下さい。