「ザブトン」と聞いて、テンションが上がるのは何も笑点メンバーだけではない。そして、そのザブトンが何段も積み上げられている様は、興奮と感動が満ち溢れている。ザブトンは人を幸せにするといっても過言ではないだろう。
そんなザブトンを、「ストップ!」というまで盛り続けてくれるメニュー「ざぶ丼」を提供するお店がある。「ブッチャーズ八百八」だ。
・ビオディナミのグループ店
お店の運営元は、生ハム乗せ放題のパスタで知られる「ビオディナミ」などを手がける株式会社BRAVAS(ブラバス)。そのホームページによれば、ブッチャーズ八百八は都内に6店舗、福岡に1店舗を展開している。
今回訪問したのは京王笹塚駅を出てすぐのところにある笹塚店。
・全員ざぶ丼
ビオディナミのハム乗せ放題は、売り切れ必至の人気メニューだ。ザブトン盛り放題もすぐに売り切れてしまうに違いない! そう思い、開店時間の11時に訪問したところ、すでに先客が1人いた。私(佐藤)の後に、2人1組がすぐに並び、計4名でオープン時間を迎えたのである。
私を含めた4人が注文したのはざぶ丼(税別980円)。1000円弱で盛り放題は超リーズナブル。頼まない手はない。注文すると、最初にサラダが出てきた。
これを早々と平らげて待っていると、ざぶ丼だ! 普通のお茶碗にごはん1膳と、ソース・卵黄・わざび・ブロッコリースプラウトの薬味が出てきて、ボウルに入ったザブトンをスタッフが盛り始める。
「好きなところでストップと言ってください」
そう言うと、いきなり “盛りタイム” スタート。おお、心の準備が整わないままに、どんどんザブトンが盛られて行く。またたく間に10枚のザブトンが積み上げられてしまった。
笑点メンバーならここで限界なのだが、私はまだまだ行きたい! しばらく盛られる様子を眺めていたら何枚盛られたのかわからなくなってしまった。そうこうしているうちに、究極のざぶ丼の完成だッ!!
ぬお~! 山だ、ザブトンの山だッ!!
林家たい平師匠がふなっしーのモノマネをして体当たりしても、突き崩せないようなサブトンの塊である。ちなみに、私の後の2人組の段階で、ザブトンは売り切れになった。それほどの人気だから、ざぶ丼にチャレンジしたい人は早めにお店に行った方が良いだろう。
・どう食べるのか?
さて、いざ実食! とはいえどこから手をつけて良いのかわからない。
ほどほどの盛りで「ストップ!」と言ったつもりなのだが、盛られた段階ですでにグラついている。うかつに箸をつけると倒壊することは間違いない。耐震強度ゼロだ。これはイカン! と思っていたら、平皿を提供してもらえたので、一旦そこに退避!
上層部を安全な場所に移動させたところで、落ち着いて食べることができる。ホッ!
・黄と赤のエクスタシー
まずはしょう油ベースのステーキソースでいただく。肉質は申し分なく、噛めば噛むほど肉のウマさが出てくるようだ。さっぱりとしたソースの味が、俄然食欲をかき立ててくれる。
続いて卵黄でいただく。本当は丼の登頂部に投入したいところだったが、その余地がない。肉の赤身とたまごの黄身のコントラストが美しい。
ほどほどに肉を消化したところで黄身投入!
うわ~! やっぱコレだ。黄と赤のエクスタシー! ローストビーフにたまごを垂らす。このやってはいけない感がイイ!!
・飯までの道のり
ここまで来たところで、やっと後半戦に突入。ようやくご飯が見えてきた、ここまでの道のりは意外と長かった。
さらに食べ進めて余白が出来たところで、ステーキソースも投入。何かいろいろと混ざり合って、とってもジャンキーな丼へと変貌を遂げた!
ここへ来てやっと肉とご飯の共演を果たすことが出来、感想としては大満足である! なお、ご飯はおかわり無料。ほどほどに肉を残しておいて、2杯目のご飯をさらに楽しむのも良いだろう。
・競争率高し
2018年7月16日にスタートしたこのサービス、ブッチャーズ八百八の各店で利用可能だ。ただし競争率が高いので、なるべく早めにお店に行こう。あ、そういえば、「ザブトン」は牛の肩ロースにある希少部位のことを指す。「座布団」ではないよ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ブッチャーズ八百八 笹塚店
住所 東京都渋谷区笹塚1-47-1
営業時間 11:00~24:00
定休日 なし
参考リンク:株式会社BRAVAS「ブッチャーズ八百八」
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24