有給が欲しかったらクイズに正解してみな! 不正解だったら有給ナシだ。さてクイズの結果は……不正解でした〜! はい、全員有給ナシ! 

──そんな鬼畜のような内容のメールを上司が部下に送ったと、最近ネットやテレビで話題になっているのをご存知だろうか? いわゆる『有給チャンス事件』とも言われる本件は、自動販売機事業大手の「ジャパンビバレッジ」の支店長が部下に送ったと言われている。

もし本当だとしたら相当に悪質だが……マジなのだろうか? そこでロケットニュース編集部が同社に直接問い合わせたところ、以下のような回答がメールで来たのでご紹介したい。

・ジャパンビバレッジの回答


「このたびはお騒がせして申し訳ありません。現段階までの調査結果について、ご報告いたします。

本日までに当該支店長へのヒアリングを含めた調査を実施し、ご指摘のメールについて事実確認を行いました。その結果、当人がメールを送付した事実および内容について概ね認めたため、厳重に注意を行うとともに、今後、会社の規定にのっとり適切に処分します。

尚、調査をする中で、メール発信当時の2016年6月に匿名で社内ホットライン通報があり、コンプライアンスの観点から、当該支店長を特定のうえ、支店長本人および受信者と思われる社員にヒアリングを実施したことを確認しました。

当時、送信したメール現物の入手を試みましたが入手できず、匿名通報であったこともあり、今回の報道にあるような内容を確認できなかったため、上司より厳重注意した上で、一層、有給休暇取得の促進をするように指導しました。

当社としても、2年前のこととはいえ、あってはならないことと認識し、厳粛に受け止めており、すでに労働環境の改善に取り組んでいるところではありますが、今後、いっそう改善を強化してまいります」


──以上。要点をまとめると「本人が概ね事実について認めたため、会社としては厳重注意をするとともに、今後会社の規定にのっとり適切処分する」ようだ。

また、問題のメールは2年前に送られたもので、匿名で社内ホットライン通報があったものの、その時は事実を確認出来なかったとのことであった……。

参照元:Yahoo リアルタイム検索「有給チャンス
執筆:和才雄一郎