2018年8月3日、映画『ミッション:インポッシブル / フォールアウト』が公開される。一足先に公開されたアメリカではオープニング興行収入6150万ドル(約68億円)を記録し初登場No.1を獲得、世界30カ国でも初登場1位を獲得するなど、この夏きっての大注目作品だ。

今作も主演はもちろんトム・クルーズだが、今やシリーズに絶対に欠かせない超重要人物がいる。それがイギリス人俳優の「サイモン・ペッグ」だ。いま “世界で最も可愛いハリウッド俳優” として名高いサイモン・ペッグに、今回は突撃インタビューを敢行してきたのでご覧いただきたい。

・絶妙な可愛げの持ち主

48歳のおっさんとは思えないほどマジで可愛いサイモン・ペッグ。それは単純に顔が可愛いという意味ではなく、オーラや雰囲気、仕草や役柄……などなど、その全てに絶妙な可愛げがあり、今や世界有数の名バイプレーヤーとして多くの映画作品に出演している。

『ミッション:インポッシブル』には2006年公開のシリーズ3作目から「ベンジー・ダン」役として登場しており、主要メンバーの中で唯一の “コメディ要員” として重宝される存在だ。果たして彼はミッション:インポッシブルに、そしてベンジーにどんな思いがあるのだろうか?


──ナイストゥミーチュー! お会い出来て光栄です。いや、実際にお目にかかっても本当に可愛いオーラが出てますね。あと超オシャレ。

「そうかな? そうでもないよ(笑)」

──いやいや、メチャメチャお洒落ですよ。ではさっそくですが、あなたは多くのシリーズ映画に出演されていますね? それだけあなたが欠かせない存在だということだと思いますが、ミッション:インポッシブルはあなたにとって他の映画シリーズとどう違いますか?

「そうだね。そもそもミッション:インポッシブルはやや年齢層が高い作品だよね。例えばスター・トレックは子供から大人まで楽しめる作品だと思うけど、ミッションはより大人向きなんじゃないかな? 演じるときもその辺りは意識しているよ」

・進化するベンジー

──なるほど。ではベンジー役は4度目となりますが “ベンジー・ダン” という役柄についてはどう捉えていますか?

「こんなに長く演じたキャラクターはいないからね。それは大変気に入っているよ。とはいえ、同じキャラクターを演じるにしても進化し続けることが重要だと思うんだ。確かにキャラクターに忠実であることも大切だけどね」

──ふむふむ。

「例えば撮影中にトムと監督にこう言ったんだ。“格闘シーンを最後までやり遂げたい” って。今までのベンジーだったら負けてしまうか途中で助けが入っていたけど、ベンジーのキャラクターを活かしながらタフになることは出来る。気付かないかもしれないけど、ベンジーは少しずつ成長しているんだよ

──言われてみればそうですね。

「本来はコンピューターが得意だけど、今作では重機も扱っているし水の中にだって飛び込んでいるんだ。ベンジーはエージェントとして確実に有能になっていると思うよ、おっちょこちょいな性格は変わらないけどね(笑)」

・「可愛い」と言われることについて

──うーん、プロフェッショナルだなぁ。ちなみにミッションに限らず映画作品に出演する際、プロとして心がけていることはありますか?

「やっぱり出演するからには何かしらの意味を残したいと思っているよ。それは “効果” と言い換えてもいいのかもしれない。仮にそれが観客を怒らせることになったとしても、結果的に “あいつが出ていて良かったな” と思われたら最高さ」

──なるほど。

「あとは楽しんでやることさ。良い作品を作るプロセスを自分自身が楽しむことが大切なんじゃないかな。それは決してお金じゃ買えないことだからね」

──やだ、素敵。では次の質問です。世界中の女性があなたのことをチャーミングだと言いますが、あなた自身はこのような反響があると想定していましたか?

「それはもちろん! ……というのは冗談で、なんと言っていいかわからないけど、非常に光栄なことだよ。特にベンジーは共感しやすいところもあると思うし、正直なところも魅力なんじゃないかな」

──ふむふむ。

「彼のリアルさというか頼りなさというか、そういう “お世話したくなるポイント” があるのかもしれないね。あとは女性の意見を聞いて欲しいな(笑)」

・大のスター・ウォーズファンとして

──確かにベンジーは共感しやすいキャラクターですよね。話しはガラリと変わるんですが、あなたは大のスター・ウォーズオタクとしても有名です。最後にスター・ウォーズで好きなキャラクターを1人だけ教えてもらえますか?

※幼い頃から大のスター・ウォーズファンとして有名。「フォースの覚醒」では想いが通じアンカー・プラット役(顔出しなし)で出演している。

チューバッカさ!(即答)。僕が育った家では犬を飼っていなかったんだ。だからこそ大きな犬のようなチューバッカが大好きで、それはずっと変わらないよ」

──そうなんですね。

「フォースの覚醒を撮影中、本編には含まれなかったんだけどチューバッカと共演するシーンがあったんだ。実際にチューバッカと時間を過ごしていたんだけど “スーツを着た人” だとは1度も思わなかったね。チューバッカはチューバッカさ」

──なんとなく気持ちがわかります。僕も以前にマーク・ハミルにインタビューした際、ジェダイと話している気持ちになりました。

「そうでしょ? チューバッカと過ごせたこと、そしてチューバッカにハグしてもらえたことで1つ夢が叶ったよ」

──もう、本当に最後まで可愛いんだから! でもあなたの人気の秘密がわかった気がします。本日はありがとうございました!

常に笑みを絶やさず、終始ご機嫌でインタビューに答えてくれたサイモン・ペッグ。ハリウッドの超売れっ子であるにもかかわらず、決して気取らないその気さくさに、世界中の人が魅了されているのだろう。

インタビュー中にもあったように、今作のベンジーは様々なことにチャレンジしているから、ぜひその辺りにも注目して映画をご覧になっていただきたい。映画『ミッション:インポッシブル / フォールアウト』は8月3日公開だ。

参考リンク:ミッション:インポッシブル / フォールアウト
Report:P.K.サンジュン
Photo:© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved. / RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼予告編はこちらから。