つい先日、リリースから2周年を迎えたポケモンGO。最近では「フレンド機能」及び「トレード機能」も実装され、ますますの盛り上がりを見せている。ハッキリ言ってポケモンGOは今が一番おもしろい──。

さて、今回はつい先日私、P.K.サンジュンが出会った『日本最強クラスのポケモンGOマニア』から聞いた話をお届けしたい。仮に名前をヒロシさんとするが、ヒロシさんは何とトレード機能が実装される前から「アンノーン全種類」を捕獲していたというから驚きだ。

・交換で出会ったヒロシさん

ヒロシさんと出会ったのは、それこそ「トレード機能」がきかっけだ。私がニュージーランドで捕まえてきたジーランスを元手に交換相手を探している際、「アンノーンと交換しませんか?」と声をかけてきてくれたのがヒロシさんである。

ヒロシさんは言った。「アンノーンは全種類いるのでどれでもOKです」と──。マ、マジか。アンノーンとは特別なイベントでない限り滅多に出現しないレア中のレアポケモンで、私は野生のアンノーンなど1度も見かけたことがない。たったの1度もだ。

そんなアンノーンを全種類(アルファベットの数くらい)持っているなんて……! 話を聞くとヒロシさんは「たぶん日本でもトッププレイヤーの1人だと思います」と話してくれたので、交換で実際に会った際、色々と話を聞いてみることにした。


──お会いすると結構お若いですね。20代ですか?

「はい、20代後半です。いわゆるバリバリの “ポケモン世代” ですね(笑)」

──ではポケモンGOはリリースからずっとやってらっしゃるんですか?

「はい、初日から1日も欠かさずにやってます」

──レベルは当然40ですよね。経験値とかどうなってるんですか?

経験値は2億ちょいかな?」

──えええええええ! 2億!! 僕、レベル39で1500万ちょいですよ……15倍じゃないですか。





「まあ、ずっとやってますから(笑)。でもたぶんトッププレイヤーと言われている人たちはそれくらいなんじゃないかな? 年齢も僕と同じくらいの人が多いと思いますよ」

──ガチ勢やべえ。では例のアンノーンの件なんですが、マジで全種類持ってるんですか?

「ええと、アメリカのイベントだけで出現した “!” と “?” を除けば全種類捕まえましたね」

──変態すぎる。僕は野生のアンノーンを1匹だって見たことありませんよ。

「たぶん、そういう人の方が多いですよね(笑)。おそらく交換機能が実装される前にアンノーンをコンプリートしてたのは、日本全国で10人程度だったと思います」

──でしょうね! でもどうやって捕まえたんですか? 捕獲というかそもそも出現しないですよね?

「まず、鳥取GOや横浜イベントなどアンノーンが出現する特別なイベントに出かけるのは当然ですね。これは基本です」

──ふむふむ。

「あとはネットワークです」

──ネットーワーク?

「はい、僕は何人かのガチ勢でグループを作ってるんですよ。アンノーンが出現する範囲は当然限られていますが、出現したら即グループに報告、あとはダッシュで現場に向かうことだけを繰り返していました。ひたすらです」





──おっかねえ。シンプルですけど、たぶんその方法しかないんでしょうね。

「だと思います。それこそアンノーンが出たら何があっても行くくらいの気合いでしたね(笑)」

──ハンパないっす。僕もポケモンGO好きですけど、そこまでは出来ないです……参りました。


……というわけで、日本トップクラスのポケモンGOガチ勢は、本当の本当にガチであった。これだけ熱心にプレイしてもらえるなんて、ポケモンGOを開発した人も本望だろう。ちなみにヒロシさんは「海外限定ポケモン」を捕まえるためだけにアメリカにも行ったそうだ。……うむ、ヤバすぎる。

とにもかくにも、アンノーン全種類コンプの秘密は解明されたから「よっしゃ、俺もやってやる!」という人は真似してみてはいかがだろうか? ……たぶんできないと思うけど。

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
Report:P.K.サンジュン
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

▼アンノーンだらけや!