2018年5月25日、悪質タックル問題で揺れる日本大学の学長・大塚吉兵衛氏が記者会見を行った。冒頭にナゾの女性が乱入するハプニングがあったものの、学長は一連の騒動を陳謝すると共に、報道陣からの質問に順次答えていった。

前回の井上コーチ・内田前監督の会見の時のように、司会者が会見を切り上げるようなこともなく、スムーズに進行したのだが……。これを見た視聴者は困惑している様子だ

・当日に発表

この会見は、同日急きょ発表されたものだ。22日にはタックルをした宮川選手が、23日には井上・内田両氏がそれぞれ会見。24日夜には、日大アメフト部の父母会も記者会見を行っている。ここへきて日大学長の大塚氏が会見することが発表され、本日25日の15時半から行われたのである。

冒頭、学長として一連の騒動を謝罪したのだが、原因の究明や再発防止に関する何かが語られることはなかった。

・なぜ会見を?

ではなぜ会見を開いたのか? 記者の質問に答えて、大塚学長は次のように話していた。

「父母会の会見をニュースで知りました。これは、こちら(大学側)としてもすべきではないのかと思ったもので。急きょ会見をやることを決めました。(会見の発言を要約)」


学長として、「自らの言葉で事件を詫びるべきではないか」と判断したようなのだが、大塚学長の話を聞いていると、事態を把握しているようには感じられない。記者の質問にも、曖昧な答えを繰り返しているように見える。

・視聴者の反応

「全く中身無し」
「謎の老婆乱入がクライマックスだった」
「意味無いんじゃない?」
「この人は一体 何をしに出てきた」
「学長会見やる意味ねえ」
「何の会見なんだ?」


……など。やはり、何のために記者会見を行っているのか、わからない人が多いようだ。またある人は「会見することが目的って根本的に間違ってる」と指摘している。『会見のための会見』を行っていると見られても仕方がないだろう。かえって事態を混乱させているように見えるのは、気のせいだろうか?

参照元:Yahoo! リアルタイム検索
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24