仮想通貨取引所の「コインチェック」は2018年2月13日20時より、本社前で緊急会見を行った。金融庁の業務改善命令を受け、同日報告を済ませたことについて報道陣の質問に答えたのだが……。

当然社長の和田晃一良氏が姿を見せるのかと思いきや、会見は同社の共同創業者兼COO(最高執行責任者)大塚雄介氏が行った。この会見に対して、ネットユーザーからは様々な声が飛び交っている。

・詳細明かされず

会見で大塚氏は、不正送金された仮想通貨『NEM(ネム)』に関して「補償の目途(めど)は立ってきた」「継続して事業をさせていただく」」としながらも、具体的な保証時期については明らかにしなかった。また金融庁とのやり取りについての質問に関しても、「現時点では報告できない」として、その詳細を明かさなかった。

・ネットユーザーの声

この会見に関して、ネット上ではさまざまな声が投稿されている。

「ここは社長の和田が出てきて説明すべき」
「ヒドイ内容の会見だった」
「『それについてはお答え出来ません』が大半」
「個人的には誠意を感じた」
「大塚さんの対応が冷静でさすがだった」
「会見の意味があったのかは何とも言えませんね」
「コインチェック会見の件は妥当だったと思います。和田社長は出ないでよかった」
「記者がバカな野次馬にしか思えない」
「記者にイライラする」
「記者が勉強不足」
「中にはまともな記者もいたけど、よくわかってなかったり、口の利き方なってない奴はほんと腹立った」

──このように、コインチェックの記者会見の内容に対して賛否両論がある中で、意外と目立つのが会見場にいた記者に対する苦言である。ちなみに、会見で大塚氏は「明確な時期が確定したら、きちんとご報告する」と説明している。現時点ではまだ不明点も多いが、新たな情報が明らかになるまで待つしかなさそうだ。

参照元:YouTube、Twitter @AbemaTV、コインチェック チャット、Yahoo! リアルタイム検索
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24