お酒を飲んだ後、ついつい食べたくなる “シメ”。ラーメンやお茶漬けなどが定番だが、数年前から北海道の札幌ではパフェを食べる「シメパフェ 」が大流行している。なんでも、近頃は都内でもジワジワと人気が高まりつつあるらしい。

シメに甘いものは合うのかな……ということで札幌市内の「シメパフェ」を調べてみたところ、とびっきりのお店を発見した。その名も「パフェ、珈琲、酒 、佐藤」は、テレビや雑誌などメディアに多数取り上げられている超人気店。開店前から行列は当たり前、開店後も混雑必至で有名らしい。噂は本当なのか、実際に行って確かめることにした。

・店内は落ち着いた和のスタイル

筆者は平日の開店時間18時の15分ほど前に店頭に到着。すでに2組の先客が並んでいたものの、開店後はスムーズに着席できた。パフェなので店内は可愛らしい雰囲気なのかなと思いきや、意外にも落ち着いた大人仕様の和風スタイルだった。

・パフェを含むコースを注文

注文したのは、パフェに加えて、酒、おつまみ、珈琲がセットの『堪能コース(2300円)』。なお、パフェと酒はメニューの中から選べるほか、お酒はソフトドリンクにも変更できた。

注文後、まずはじめにお酒が運ばれてきて……

すぐあとに、木のプレートに乗ったオシャレなおつまみの盛り合わせが到着。

おつまみの内容は、鴨肉のパストラミ、キャベツと桜海老のペペロンチーノ、牡蠣とマッシュールームのオイル煮、オリーブの串刺しなど全6品。それぞれの美味しさもさることながら、味のバリエーションが豊富でついつい箸がススム君である。

・パフェが激ウマ

酒とおつまみをゆっくり楽しんだ後、いよいよお待ちかねの「シメパフェ 」が登場だ。今回筆者がチョイスしたのは『塩キャラメルとピスタチオ』。これがまた超オシャレでインスタ映え間違いなしの一品だった。

気になる味はというと、文句なしにウマい。濃厚な塩キャラメルアイスと、コクのあるピスタチオアイスのコンビが最高! 素材の味がしっかりと感じられ、こだわりの詰まった味わいだ。これがお酒でいい気持ちになっているところで口に入るのだから、脳が喜ばずにはいられない。

さらに、下にある甘酸っぱいカシスのムースとジューシーなりんごのジュレも甘過ぎず、これまた絶品で最高だった。少量のアイスならまだしも、パフェがっつりでシメるのはちょっと……なんて思っていた自分が恥ずかしい。

ラーメンやお茶漬けなどでシメるのもいいが、パフェにはパフェの良さがある。ちなみにパフェに使用されているアイスやムースなどはすべて自家製だという。おそらく、そういったこだわりも「シメパフェ」を可能にしているのだろう。

そしてパフェを食べ終わったところで、最後は珈琲をいただいた。ホッ、なんだか落ち着くなぁ……酒、おつまみ、パフェ、珈琲、この流れ、イイかもしんない!! 何だか新しい世界を見せてもらった気持ちでお店をあとにした。

札幌でブームに火がついた「シメパフェ 」。アラフォーのおっさんがオシャレなパフェを食べることに少し抵抗があったが、周りをチラ見すると、満席の店内にはスーツ姿の男性や年輩客など、老若男女問わず賑わっていた。最近は都内でも夜にパフェを出す店が増えてきているようなので、気になる人はぜひ1度試してみてはいかがだろうか。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 パフェ、珈琲、酒 、佐藤
住所 北海道札幌市中央区南2条西1−6−1 第3広和ビル 1F
時間 火〜木18:00〜24:00 / 金18:00〜26:00 / 土13:00〜26:00 / 日13:00〜24:00
休日 不定休

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

日本、〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西1丁目6−1 第3広和ビル 1F