最近の安全靴はスゴイ。軽くて丈夫、そのうえスタイリッシュと来ているから、昔のものとは全然違う。ヘタな安物の靴を買うくらいなら、安全靴を買った方がマシなくらいだ。
とくに、普通作業・軽作業向き「プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)は、スポーツメーカーからの商品が多く、とにかくカッコイイ! あのアルペンが手掛けるブランド「イグニオ」のスニーカーは、ダイヤルでワイヤーレースを操作できるので、脱ぎ履きも楽だ。なおかつ格安ときたら、買わない理由に悩むレベル。
・ダサかったはずの安全靴が
私(佐藤)が安全靴に関心を持ったのは、「ダッドシューズ」が流行していると知ったからだ。ダッドシューズとは、休日に父親が履くようなスニーカーを指す。たとえば、ダンロップのバリバリマジックスニーカーがその代表的存在。
一見ダサイと思ってしまうが、そのダサさが一周まわってカッコよく見られているようで、実際にダンロップを今履いてもダサく見えなかった。
・スポーツメーカーが続々参入
もしかして、安全靴もダサく見えない時代に突入しているんじゃないのか? そう思って調べると、独自の進化を続けており、スポーツメーカーも参入していることがわかった。実際に店舗に行ってみると……
安全靴のコーナーにあるのは、アシックス。
ミズノ、プーマ。
プーマの安全靴だと!? サッカーシューズの間違いではないのか? 当然ダンロップの安全靴もある。
ここはたしかに作業着屋だ。したがって、作業服や安全靴を扱う職人御用達のメーカー「寅壱」の商品が商品棚を独占していると思ったら、寅壱ブランドの安全靴は1つもない! 代わりに、靴のコーナーにはスポーツメーカーの商品が多数陳列されているのだ。まるでスポーツ用品店、もしくはABCマートのような華やかな陳列棚である。
・ウィーラブスポーツ! なのに……
それらのなかでもっとも気になったのが、アルペンのブランド「イグニオ」のプロスニーカーだ。アルペンといえば「ウィーラブスポーツ! アルペン!!」のアルペンだ。まさか軽作業の安全靴を、「ウィーラブスポーツ!」と言ってる会社が出しているとは……。本当に驚きだ。
購入したのは、「TGFシステム」を採用したプロスニーカーである。
レッドやブラックなどのカラーバリエーションがあるが、やはり注目はTGFシステムだろう。
・TGFシステムで脱ぎ履き簡単
TGFシステムをざっくり説明すると、簡単に脱ぎ履きができる仕組み。靴紐の代わりにワイヤーレースを使用しており、ダイヤルを回すことでフィッティングできる。ダイヤルを引くと緩むので、靴紐を結んだり締めたりする手間を必要としない。スノーボードのシューズなどでも用いられているシステムである。
ダイヤルを押して……
回すと……
ぴったりとフィット!
・なんと5000円以下!
そして気になる購入価格は、なんと税込み3980円!!
多少名のあるブランドのスニーカーなら、1万円は下らないというのに……この安全靴は5000円以下でゲットできた! しかも軽くて丈夫。履き心地はかなり軽い。軽作業をするときにはもちろんだが、作業をしない時に履いていても全然問題ない。むしろこの値段でこの機能性なら、予備に1足持っておいても良いかなと思う代物だ。
なお、この商品は人気が高いらしく、訪問したお店では在庫が残りわずかだった。Amazonでも同種の商品が販売しているので、欲しい人はチェックしてみてくれ。
参考リンク:Amazon「イグニオ セーフティシューズ」
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24