2018年4月17日、ソニー生命保険株式会社が『社会人1年目と2年目の意識調査2018』なるレポートを公開した。これは就職1年目と2年目の男女1000名を対象に行われたアンケート結果をまとめたもので、今回で5回目の開催となる。

社会人ルーキーたちの「金銭事情」「将来設計」「リフレッシュ法」……などなど多岐に渡るアンケート結果が公表されているが、注目は「やる気を奪う言葉ランキング」だ。果たしてルーキーたちのやる気を奪う言葉とは? 詳細は以下をご覧いただきたい。

・先輩社員こそ注目のランキング

ただでさえ右も左もわからない社会人ルーキーたち。知識や経験不足はまさに “やる気” でカバーするしかないわけだが、そんな中で「やる気を奪われる言葉」を投げかけられるのは非常にツラい。

もしかしたら先輩社員たちにとっては何気ない一言なのかもしれないが、ルーキーたちの胸にはグサッと突き刺さっている可能性があるのだ。そういう意味でこのランキングは、先輩社員たちこそ注目した方がいいのかもしれない。

それでは以下で「社会人1年生・2年生のやる気を奪うセリフTOP10」を1位からご覧いただこう。

・社会人1年生・2年生のやる気を奪うセリフTOP10

第1位:「この仕事向いてないんじゃない?」
第2位:「ゆとり世代だなぁ
第3位:「私が若い頃は〇〇だったのに
第4位:「やる気ある?」
第5位:「そんなことは常識でしょ」
第6位:「学生気分が抜けてないんじゃない?」
第7位:「言ってる意味わかってる?」
第8位:「前にも言ったと思うんだけど」
第9位:「ちゃんと考えたの?」
第10位:「言い訳はするな!」

いかがだろうか? さすがに「この仕事向いてないんじゃない?」「ゆとり世代だなぁ」あたりは気を付けている人も多いと思うが、「前にも言ったと思うんだけど」くらいは接続詞的に使ってしまっている人もいるのではなかろうか? ム、ムムム……。

・やる気に火をつける言葉

ちなみに逆の「やる気に火がつくセリフランキング」では、「君がいて助かった、ありがとう」「本当によく頑張った」「何でも相談してね」などが上位にランクインしている。あたり前といえばあたり前だが、嬉しい言葉はルーキーたちのやる気にも火をつける効果があるようだ。

なお、同レポートによると社会人1年生の約9%、社会人2年生の約27%が「すでに辞めたい」と考えているとのことである。有能な人材を流出させないためにも、先輩社員たちは言葉の言い回しも気を付けた方が良さそうだ。

参照元:ソニー生命保険株式会社「社会人1年目と2年目の意識調査2018」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.