本日2018年4月3日、JR東日本は中央線快速のグリーン車について、2023年度末のサービス開始に向け工事に着工すると発表した。また、中央線快速と青梅線の一部列車にトイレを設置するとのことである。中央線ユーザーにとっては気になるニュースだろう。
しかし、この発表に対し一部では疑問の声が挙がっている。グリーン車? トイレ? それより先にやることがあるだろ! 各駅に〇〇を作れよ!! というのが彼らの言い分だ。なるほど一理ある。JRさん、いかがでしょうか?
・中央線快速はこう変わる
JR東日本の発表によると、グリーン車が運行するのは中央線快速の東京~大月間と、青梅線の立川~青梅間。中央快速線の E233 系通勤電車(オレンジ帯の電車)および、中央快速線と直通運転を行う青梅線のすべての列車に導入される。
東京寄りから4両目・5両目に2階建てグリーン車を連結し、4両目のグリーン車・6両目の普通車にトイレが設置されるようだ。グリーン車のドアは「片引き」ではなく「両引き」になるらしいので、ルックス的にも新鮮なのではないか。
・ネットの声
しかし、このニュースへのネット民の反応はなかなか微妙である。よく見かけたのが、「それより先にホームドアを作るべき」という意見だ。一部ではあるが、ここで中央線ユーザーの心の叫びをお聞きください。
「いや先に全駅にホームドア付けろよ」
「トイレ設置する金があるならホームドア設置してくれ」
「その前にホームドア設置をやれよ。学生にとって中央線の遅延は痛手ですぞ」
「JR東日本よ、グリーン車を導入する前にやることがあるだろ」
「中央線に一番必要なのは、飛び込ませないようにするホームドア」
「これ、中央線各駅はしばらくホームドア付けないってことなのか?」
・先にホームドアを
利用者の列車との接触や、線路への転落を防ぐホームドア。山手線などにはすでに設置されているが、中央線ではいまだ未設置だ。たしかにホームドアがないのは危険だし、電車の遅延の原因にもなってしまう。通勤・通学で中央線を利用する人なら、最優先で設置して欲しいと思うのも当然かもしれない。
もちろん「グリーン車があったら乗ってみたい」「トイレができるのはありがたい」という意見もたくさんあった。が、より多くの人にとってプラスになるのは、やはりホームドアの設置なのかな? という気もしなくはない。あなたはこのニュース、どう思うだろうか?
【追記 2018年4月4日9:33】
JR東日本は2018年3月6日、2025年度末までに中央線快速(東京~立川間)と青梅線(立川~拝島間)のホームドアを整備すると発表している。グリーン車サービス開始・トイレ設置より後になる可能性もあるが、ホームドアが設置されることは間違いないようなので、中央線ユーザーはどうか安心してほしい。