もうすぐ4月。春は目の前だ。だが、私(中澤)の春は遠い。ロケットニュース24で以前、彼女募集をした私。あれから2年が経ったがいまだに独り身である。寒いよお……。
本当にもう一生彼女できないんじゃないだろうか? ほぼ諦めかけていたその時、届いた1通の問い合わせメール。そのメールにはこう書かれていた。「もし可能であれば彼女募集に応募したいのですが」と!
・募集条件
彼女募集の記事が掲載されたのは2016年4月26日。今は2018年だからほぼ2年前である。もうそんなに経ったかあ……。思わず遠い目になってしまうが、ここで振り返る意味でも、当時記事で掲載された応募条件を見てみよう。
・対象年齢25~36才(年齢はあんまり関係ないですが)
・お互いの趣味嗜好を許容できる
・僕に過度な期待をしていない
・僕がいなくても一人で生きていける
・精神的に不安定すぎない
・ある程度話さなくても気まずくない
・多少のエキセントリックさを持っている
──私も今年の春で36才。本当すぐだね2年なんて。しかし、2年前の自分が書いた応募条件は、すでに黒歴史と化しているから不思議だ。「多少のエキセントリックさ」って何だよ。
思えば、髪の束の手紙が届いたり、カナダ美女が応募してきたり、色んな出会いがあった。にもかかわらずモノにできなかった自分がマジで不甲斐ない。
特にカナダ美女に「彼氏がいる」とカミングアウトされた時はガチでショックだった。そんな傷が癒えてなかったこともあり、前述の応募メールには以下の内容を返信。
「ご応募ありがとうございます! ただ、会うだけ会って続かないみたいなのが連続して、多少まいってる部分もありまして……こちらとしては、ガチで付き合える人と会いたいのですが、その辺りを真剣に考えていただけるのでしょうか?」
──別れるために出会うなら会わない方がマシである。また、その度に傷つくことにも耐えられない。心がすり減っていたこともあり、結構直接的に「冷やかしだったら帰ってくれ」という意味を込めた。
ちょっとネタでメールを送ってみた可能性もある。問い合わせのメールが「中澤様」など事務的な口調なので、ここで終わりかもしれない。
しかし、予想に反してこのメールには長文が返ってきた。しかも2通。そして、ここから応募者と私との怒涛のメールバトルが幕を開けることになる。続きは次ページで!
執筆・イラスト:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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