まだまだ若い者には負けんぞい! 近年、高齢化社会ということもあって、60歳を超えてもバイタリティ溢れる年配者が増えている。ひと昔前と比べものにならないくらい “老い” は変化しており、現代のシニアはとにかく元気な人が多い。

中にはバリバリ運動する人までいるが、なんと海外では73歳の男性がバスケのフリースローで世界新記録を樹立していた。彼の名前はスチュアート・シアーズさん(アメリカ)。動画「Most consecutive basketball free throws (blindfolded) – Guinness World Records」では、若者でも真似できない神業を披露している。

・目隠しフリースロー

スチュアートさんが挑戦したのは「目隠ししたまま何本連続でフリースローを決めることができるか」というギネス記録。ちなみに、距離は19フィート(5.8メートル)と通常と同じ仕様で、年齢によるアドバンテージは一切ない。

・桜木スタイル

これまでの記録は10本。それ以上決めたら世界新記録となる訳だが、スチュアートさんが下から投げる “桜木花道スタイル” でシュートしていくと……1、2、3、4! 本当に見えていないのか疑いたくなるほどの正確さで、次々とシュートを沈めていく。

そして順調にゴールし続けて迎えた運命の11投目。スチュアートさんが同じようなルーティンでシュートを放ったら……お、お見事! ボールはまたしてもリングに吸い込まれ、見事に新記録を樹立した。これには冷静に投げていた本人も興奮したようで、思わず雄叫びをあげる。

・気が遠くなるような練習時間

その後もスチュアートさんの挑戦は続き、結果として記録は16まで伸びた。それだけでもスゴいことだが、1万5000時間以上もの練習を積んできたというからバスケに対する情熱もまたスゴい。日にちにすると丸々625日になる。成功したのは練習の賜物。きっと長年の経験で、体がすべて覚えているのだろう。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし