星の数ほどある100円グッズの中でも、特にワクワクしてしまうのが「光り物」、すなわち照明である。直球勝負でオシャレかつ便利な照明も最高だが、下品にベカベカと発光する光り物グッズも捨てがたい。しかし、「ほんわか光る」照明も実に良い。

ということで今回ご紹介したいのは、ろうそくみたいに「ふっ」と息で消せるLEDキャンドル、その名も『ふっと、息で消せるLEDキャンドル』である。そのまんまである。

ちなみに、私が購入したのはグリーンオーナメント社の『ふっと、息で消せるLEDキャンドル』だが、ダイソー印の『LED不思議なキャンドル』も存在する。どちらにしても、息を「ふっ」と吹きかけて照明をオンオフさせる商品だ。セリアにもあるらしい。


・無印良品で売ってそう

それさはさておき、さっそく開封。キャンドル本体は白一色で、そこそこオシャレ。なんというか「無印良品で売ってそう」な感じで、そこまで安っぽさは感じない。

まずは裏面の電池部分に付いている「絶縁シート」をひっぺがし、スイッチONしたら準備OK。

あとは「ふ……」と息を吹きかければ……

……つかない。

裏面を確認したが、ちゃんと電源は「ON」になっている。もしや……と思い、次はもっと本体に近寄って、「ふ……」よりも強く、「ふっ!」っと息を吹きかけてみたところ……

\(^O^)/ついた〜!\(^O^)/

その状態で、あらためて「ふっ!」と、シャープにストロングに、キャンドルの噴火口的な穴に向けて息を吹きかけてみると……

\(^O^)/きえた〜!\(^O^)/

──と、商品名の通り「ふっ!」っと正確に息を吹きかけないとオンオフできない仕様になっているのだが、私はこれを「良品」と判断した。というのも……

この「息でオンオフ」というギミックの仕組みは、何も空気センサーが入っているわけではなく、実は「音のセンサー」で判断されており、風が当たることによる雑音(ノイズ)でオンオフされるカラクリになっている……と思う。

照明好きの私は、これまで何種類かの「息をふきかけてオンオフするLEDキャンドル」を使ってきたのだが、ダメなキャンドル商品はセンサー部分がむき出しになっていたりもし、息どころか多少の雑音だけでもオンオフされてしまうことが非常に多いのだ。

しかし、『ふっと、息で消せるLEDキャンドル』はセンサー部分が「穴の底」にあるので、意図しない雑音にセンサーが反応することもない。

結果、ほぼ誤作動がないのでストレスもない。よって良品! あっぱれじゃ〜\(^O^)/……なのである。

ほのかな光を放つLEDのライトは、まさしく「ろうそく」のように、ゆらゆらと揺れる。

ちょっと大きめのキャンドルホルダーなどに入れたら、本当にキャンドルが入っているかのようなランプになった。消したい時も、いちいち本体を引き出すことはせず、「ふっ」と息を吹きかけるだけでOKだ。地味ながら、非常によくできた商品である。

Report:100均研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.