カップアイスの代表格といえば、ハーゲンダッツである。数年前までショップがあったが、現在はスーパーやコンビニで購入できる商品だけになってしまった。しかしその人気は根強く、新商品が登場するたびに何かと話題になっている。
さて、そんなハーゲンダッツの名前の由来をご存じだろうか? 意外と知られていないことなのだが、ハーゲンダッツは造語で、「ハーゲン」は北欧の都市名からきている。では「ダッツ」は……。
・実はアメリカ生まれ
そもそもハーゲンダッツは、どこで生まれたものなのか? 名前からしてヨーロッパというイメージがあるが、その起源はヨーロッパではない。創始者ルーベン・マタスによってアメリカで誕生した。この名前は2つの言葉を組み合わせたもので、ハーゲンは「コペンハーゲン」からきている。
は? アメリカ生まれなのに、何でデンマークの首都の名前がついているんだ? 公式サイトを見ると次のようにある。
「高品質なミルクをイメージさせる北欧の都市 “コペンハーゲン”」
コペンハーゲンに、「高品質なミルク」のイメージを抱いた創始者はなかなかだ……。だが、本当の問題はその先にある。「ダッツ」の方だ。
ダッツにはどんな意味が込められているのか!? 公式サイトの続きを読むと……
「それ(ハーゲン)に響きのあう “ダッツ” という言葉(意味はありません)を組み合わせました」
なんてこった……。ダッツに意味はなかった。“響き” だったのだ。
これって、アマチュアバンドがバンド名を決める時のノリに通じるものがあるかも。もしくは、RPGの魔法の名前を考える時のノリと言うべきか。まさかダッツに意味なんてないと、公式サイトに書いてあるとは思わなかったぞ。なんかショックや……。