どこの誰が言い始めたのかはわからないが、世の中には「ウマいものはカロリーが高い」という言葉がある。全部が全部そうとは限らないものの、結構な確率で当たっている言い得て妙な格言である。

今回ご紹介するレシピもその例に漏れずカロリーがバカみたいに高く、そしてウマい。ここ1年ほどネットでちらほら話題になっている「あんまんのバター焼き」を試してみたところ、これがカロリーとウマさが正比例する “デブまっしぐらな味” だったのだ。

・禁断のグルメ

以前の記事で、肉まんを油で焼くだけの「焼き肉まん」のレシピをご紹介した。「あんまんのバター焼き」も原理は全く同じで、あんまんをバターで焼けばいいだけの超簡単なレシピである。

ただし、食後の罪悪感に関しては完全に「あんまんのバター焼き」が上だ。「焼き肉まん」は肉、つまりタンパク質の存在が多少の言い訳になるが「あんまん+バター」は完全にやりにいっている……つまり一切の言い訳が許されない禁断のグルメといえるだろう。

それでは以下でレシピをご紹介しよう。単純なレシピだが1つだけコツがあるのでご覧いただきたい。

「あんまんのバター焼き」のレシピ

1: フライパンにバターを入れ、弱火で熱する

2: バターが溶けたら弱火~中火にしてあんまんを投入する

3: 片面がきつね色になったらひっくり返す。途中、フライパン返しで押し付ける

4: 両面焼けたら出来上がり

──以上である! ポイントは絶対に強火にしないこと。バターはすぐに焦げてしまうので、弱火~中火くらいの火加減でじっくり焼き上げるといいハズだ。火力は弱くても、じっくり焼けばキレイなきつね色になるぞ。

また、あんまんはコンビニで買ってきたホカホカのものでも、冷蔵のものでもOK。ただし、冷蔵の場合はあらかじめ電子レンジにかけて、若干中身を過熱しておくといいだろう。「外はカリカリなのに中が冷たい」なんてことが無くなるハズだ。

・悪魔的なウマさ

味に関しては先述のように、まさにデブまっしぐらの味で、ウマくないわけがない。濃厚なバターを吸い込みまくった皮、そしてバターの塩分とあんこの甘さのコントラストは悪魔的なウマさである。

現在日本は “一億総ダイエッター時代” だが、たまにはこんなレシピもいいじゃないか。後悔の涙を流しながら召し上がっていただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.