2017年も半ばに突入し、残すところあと3週間を切った。日本国内では天皇陛下の生前退位や衆議院総選挙、海外に目を向ければトランプ米大統領の就任や北朝鮮のミサイル問題……などなど、実に目まぐるしい1年だったと言えるだろう。

2017年12月13日、そんな世相がダイレクトに反映された『2017年Google検索ランキング』が発表された。今回は「急上昇ランキング」や「○○とはランキング」「比較ランキング」などの各種ランキングをまとめてご紹介したい。

・2017年をダイレクトに反映

今年1月1日から12月8日を対象期間として集計されたGoogle検索ランキング。急上昇ランキングは昨年と比較して2017 年中にGoogle 検索が急上昇したキーワードで、今年の話題や流行を反映している。まずはその「急上昇ランキング」からご覧いただこう。

・Google「急上昇ランキング2017」

第1位: 小林麻央
第2位: 北朝鮮
第3位: ドラクエ11
第4位: 台風
第5位: wbc
第6位: 松居一代
第7位: 安室奈美恵
第8位: 清水富美加
第9位: iphone 8
第10位: ブルゾンちえみ

1位は惜しまれつつも6月に他界した「小林麻央」さんであった。闘病生活をブログに綴るなど、インターネットを活用した情報発信が多かったことも数多く検索された理由のひとつであろう。また注目は5位の「wbc」で野球人気の低迷が叫ばれる中、何とか “国民的スポーツ” のメンツを保った格好だ。


次にご紹介するランキングは「○○とはランキング」である。言葉の意味を調べる際によく利用される “とは” と「組み合わせて検索されたワード」のランキングとなっているので、以下で発表しよう。

・Google「○○とはランキング2017」

第1位: 忖度 とは
第2位: プレミアムフライデー とは
第3位: リベラル とは
第4位: 共謀罪 とは
第5位: valu とは
第6位: jアラート とは
第7位: ハンドスピナー とは
第8位: 溶連菌 とは
第9位: 衆議院解散 とは
第10位: 排他的経済水域 とは

1位は森友、加計学園問題で大きく知られるようになった「忖度」であった。やはり “とは” は意味を調べる際に使用されるので、全般的にやや難しい言葉が多い印象だ。今ではブームが落ち着いた感もある「ハンドスピナー」も、思えば2017年に突如出現したアイテムであった。


続いてご紹介するのは「比較ランキング」である。例えば何かの購入を検討する際、ネットで情報収集することは今やあたり前。つまりこのランキングは「みんなが身近に気になっていること」を表したランキングとも言えるハズだ。

・Google「比較ランキング2017」

第1位: 政党 比較
第2位: ai スピーカー 比較
第3位: ビットコイン 比較
第4位: イデコ 比較
第5位: ガス 自由化 比較
第6位: フリマ アプリ 比較
第7位: 電子 タバコ 比較
第8位: ネット スーパー 比較
第9位: 宅配 料金 比較
第10位: vr ゴーグル 比較

1位は衆議院総選挙絡みの「政党 比較」であった。その他「AIスピーカー」や「ビットコイン」など、今年のトレンドが強く反映されている。7位の「電子タバコ」も多くの種類が販売されたため、どれがいいのか多くの喫煙者が比較していたようだ。



最後に「話題の人ランキング」をご紹介して終わりにしよう。1位は当然「急上昇ランキング」で1位となった「小林麻央」さんだが、果たして2017年、大きな注目を集めたのは誰だったのか? 以下でご覧いただきたい。

・Google「話題の人ランキング2017」

第1位: 小林麻央
第2位: 松居一代
第3位: 安室奈美恵
第4位: 清水富美加
第5位: トランプ
第6位: ブルゾンちえみ
第7位: 小林麻耶
第8位: 松野莉奈
第9位: 須藤凛々花
第10位: 金正男

注目は来年9月の引退を発表した「安室奈美恵」さん。3カ月足らずで3位に食い込むとは、引退発表がどれだけ衝撃的な事案だったのかを改めて思い知らされる。また「ブルゾンちえみ」さんも堂々の第6位で、文句なしで「2017年の顔」の1人であろう。

https://instagram.com/p/BSu-a-eD7RN/?hl=ja&taken-by=buruzon333


なお、Googleはこの他にも「映画」や「ドラマ」、世界が検索した「Japan」「Tokyo」に加え「47都道府県名と一緒に検索されたキーワードランキング」なども発表しているから、興味がある人はチェックしてみるといいだろう。果たして2018年はどんな年になるのだろうか? 全ては「2018年Google検索ランキング」に反映されるハズだ。

参考リンク:Google検索ランキング2017公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
ScreenShot:Google

▼そういえば「松居一代」さんも2017年に大活躍? した1人である。
https://twitter.com/kazuyo_official/status/887692537653116928