最近の署名運動は、道端で声を掛けるよりもネットで行う方が主流になってきた感がある。なかには、ちょっと変わった目的でキャンペーンが展開されることもあり、今回はその典型と言えるような署名運動を紹介したい。
なんでも、あるお父さんが息子の高校のマスコット「フェニックス」を改名するべきだと、キャンペーンを開始! その理由が……斜め上すぎるのである!
・学校のマスコット「フェニックス」を改名すべき!
米オンライン署名サイトChange.orgでキャンペーンを始めたのは、米ユタ州ファーミントン高校に息子が通っているというカイル・フロウトンさんだ。なお「Phoenix:フェニックス」とは不死鳥という意味で、学校のマスコット名でも特に問題はなさそうだが、一体何がマズいのだろうか!?
彼によると学校のマスコットは、「Vikings:ヴァイキングス」とか「Wild Cats:ワイルド・キャッツ」などに例えられるように、複数形で呼ぶのが普通なのだとか。なので、お父さんは近所の人達とチームを応援する練習をしていた時に、「Phoenix」を複数形の「Phoenixes:フェニクシーズ」と呼んでみたそう。ところが……全然しっくりこなかったのだという。
・男性の “ブツ” の響きにソックリ……!?
そこで、お父さんはフェニックスの複数形が本当にフェニクシーズなのか調べたところ、「Phoenices:フェニシーズ」という複数形もアリなことが判明。じゃあこれを使おうと、みんなで「行け~! フェニシーズ!」と叫んでみると、なんだか「Penis:ペニス」の複数形「ペニシーズ」にしか聞こえない……。
ちなみにペニスとは、男性に付いている “ブツ” の英語名。いくらなんでも、学校で叫ぶには適切な言葉だとは言えないし、そういった経緯でカイルさんは署名運動を始めたという訳だ。なんとも斜め上な理由だが、お父さんは本気のようである。
・もうすぐ目標署名数に到達!
カイルさんが始めたキャンペーンは5000件の署名を目標に展開されていて、2017年11月17日13時時点では3000件強集まっている。どうやら、同じように感じていた保護者や生徒な意外に多かった(?)ためか、この様子だと近いうちに目標署名数を達成しそうだ。
フェニックスに代わる代案があるのかどうか不明だが、署名運動が功を奏して改名されることになった暁には、どんな名前になるのだろうか。気になるところだ。
参照元:Facebook @Davis School District、Change.org(英語)
執筆:Nekolas