2017年11月、男女格差を国別に順位付けした「世界男女格差ランキング2017(The Global Gender Gap Report 2017)」が発表された。このランキングは世界経済フォーラムが毎年発表しているもので、その名の通り国別の男女格差を表す国際的な指標になっている。

例年、先進国の中ではブッチギリで下位に沈む日本だが、果たして今年は挽回なったのだろうか? ランキングは以下でご覧いただきたい。

・経済、政治、教育、健康の4部門

「世界男女格差ランキング」は、経済・政治・教育・健康の4ジャンルで男女の平等度合いを指数化したものである。日本では当然、男女平等はあたり前……どころか女性が強い時代と言われて久しいがランキングはどうなっているのか? 以下でTOP30を発表しよう。なお、上位であるほど男女格差が少ないことを示している。

・世界男女格差ランキング2017

1位: アイスランド
2位: ノルウェー
3位: フィンランド
4位: ルワンダ
5位: スウェーデン
6位: ニカラグア
7位: スロベニア
8位: アイルランド
9位: ニュージーランド
10位: フィリピン

11位: フランス
12位: ドイツ
13位: ナミビア
14位: デンマーク
15位: イギリス
16位: カナダ
17位: ボリビア
18位: ブルガリア
19位: 南アフリカ
20位: ラトビア

21位: スイス
22位: ブルンジ
23位: バルバドス
24位: スペイン
25位: キューバ
26位: ベラルーシ
27位: バハマ
28位: リトアニア
29位: モザンビーク
30位: モルドバ

上位はヨーロッパ勢とアフリカ勢が大半を占める中、アジアではフィリピンが10位となっている。また、先進国ほど男女格差が少ないイメージがあったが、アフリカ諸国も軒並みランクインしていることから「男女格差に経済力は関係しない」とも言えそうだ。

なお、TOP30入りしなかった日本を含む主要国を以下の通りである。

49位: アメリカ
71位: ロシア
100位: 中国
108位: インド
114位: 日本
118位: 韓国
最下位(144位): イエメン

日本は昨年の103位から順位を落とし、G7(主要先進国)の中では断トツの下位となってしまった。世界的に見れば「日本は男女格差の是正が進んでいない」という結果と言えるだろう。

日本だけで生活しているとなかなか気付かないが、まだまだ日本は男女格差が大きい国であるようだ。この結果、あなたはどう思うだろうか?

参照元:The Global Gender Gap Report 2017(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.