冬になると恋しくなるもののひとつが、肉まんだ。冷んやりとした体に、温かさがじんわり染みる。手のひらにスッポリと収まる大きさなのも良い。スタンダードな肉まんはもちろん、ピザまんやあんまんなど、バリエーションが豊富なところも良いよな。

京都水族館でも、冬季限定であんまんを販売している。そして、さすがは水族館なだけあり “オオサンショウウオ” をかたどったもので、見た目もとても愛らしいのだ。そんなつぶらな瞳で見つめられたら超食べ辛いんですけどー!

・寒い時期だけの限定まんじゅう

京都水族館は、 “オオサンショウウオ出汁茶漬け” など、これまでにも数々の奇想天外なメニューを世に放ってきた。それらに比べると、なんともアクが抜けた感じのする「オオサンショウウオまん(350円)」。

ただし可愛さで言えば、これまでのどのメニューよりも飛び抜けていることを保証する。特に、まん丸な目がキュート! まんじゅうは館内のアザラシ水槽のすぐそば、「KAIJU CAFE(かいじゅうカフェ)」でのみ販売中だ。販売期間は明確に定まっておらず、暖かくなれば終了とのことだぞ。

・食べるのを躊躇(ちゅうちょ)するほどの愛らしさ

さてオオサンショウウオといえば、同館でトップクラスの人気を誇る生きもの。その人気を受けて、あんまんにすることになったそうだが……え、これを食べろと言うの? こんな可愛い顔をした子を食べるの? めっちゃ心苦しいんですけど! 

しかし、いつまでも眺めている訳にはいかない。心を鬼にして口に運ぶ。ふわっふわの生地は、ほんのり茶色。体を半分に割ると中からこしあんが登場だ。頭から尾まで、しっかりあんこが詰まっている。

食べ応えは十分。味は優しい甘さで、じんわり体に染みていく感じだった。手のひらサイズでありながら、お腹にたまるのも嬉しい。こんなに癒されるあんまんは初めて食べたよ。

オオサンショウウオは、しっかりとした尾が特徴だが、まんじゅうの尾もナカナカ立派。忠実に再現しているあたり、水族館に来たことを実感できた。間違いなく、水族館へ出かける楽しみのひとつになる一品なので、京都水族館に行く際にはオススメだぞ。

・今回ご紹介した館の詳細データ

店名 京都水族館
住所 京都府京都市下京区観喜寺町35−1
時間 10:00〜18:00
定休日 なし

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼まん丸な目が可愛らしいオオサンショウウオまん

▼後姿もぽってりとして愛らしい

▼食べるのがかわいそう……

▼でも食べる! 頭から食べる!! 

▼こしあんがぎっしり詰まっています

▼館内の「KAIJU CAFE(かいじゅうカフェ)」で販売中

▼京都水族館の顔ともいえるオオサンショウウオ! 夜行性なので昼間は寝てることが多い

▼お土産物コーナーでは、オオサンショウウオのガムも売っていた

日本、〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町35−1