2017年の2月から始まったプレミアムフライデー。働き方改革の一環として、政府と経済界が主体となってスタートしたものの、ぶっちゃけ評判はあまりよろしくない。読者の方の中には「1度もプレミアムフライデーの恩恵にあずかっていない」という方も多いことだろう。

理由の一つとして、プレミアムフライデーはクソ忙しい月末金曜日に実施されることが挙げられるが、このたび経団連の榊原会長が、同イベントの見直しを検討する考えを明らかにしたと読売新聞が報じた。「月初の金曜日にしてほしいという声は非常に強い」と述べたというが、さて世間の反応はどうなっているのだろうか?

・見直しの可能性に言及

読売新聞によれば、月末の金曜日は月次決算の作業などと重なることがあり、産業界からは早めの退社は難しいとの声が出ているという。榊原会長は「始まってから半年たつので見直しというか総括をしてみたい」と述べ、冒頭でもお伝えした通りプレミアムフライデーの引っ越しも検討しているらしい。

確かに、月末より月初の金曜日の方がプレミアムフライデーに参加できる人は多くなりそう……個人的にはそう思ったものの、ネットの声を見る限り、話はそう単純ではなさそうだ。

・ネットの声

「サービス業の従業員はいずれにしろ関係のない話」
「誰かの犠牲の上に成り立つのがナンセンスなんだよ」
「いや、月初も十分忙しいんですけど」
「結局は都会だけ。最初から田舎は関係ない」
「プレミアムフライデーに参加できても金がないんだな~」
「月曜日を午前半休にしてくれ」
「もう金曜日休みにして週3日休みでいいじゃん」
「定時退社の平凡なエブリデーになれば消費上がるよ」

どうやら、単純に月初に移せばいいと考えている人は少ないようで「働き方を抜本的に変革しないと意味がない」という意見が多いようだ。また、単に批判するだけではない建設的な意見も多く、特に「月曜日に午前半休」などはなかなかいい案ではなかろうか?

とにもかくにも、実質的には機能していないプレミアムフライデーが何らかの形で見直される可能性は非常に高い。その際、実施日を移すなどの単純な対応ではなく、本当の意味で “プレミアム” な仕様になることを願うばかりだ。

参照元:読売オンライン
執筆:P.K.サンジュン