日本人の食への執着は海外の人から見ると半端ないらしい。海外経験も少ない私(中澤)は、そう言われてもあまりピンとこないのだが、考えてみるとフグやタコを最初に食べた人は凄い。
ロケットニュース24では、食を様々な切り口で追求しているが、それゆえにマジで2度と食べたくないものに出会うこともある。本記事では、私が取材や企画で食べた料理の中で「もう食べない」と決意したものを3つ厳選してお伝えしたい。
・2度と食べたくないもの1「カブトムシ」
メニューに「決して美味いとは言いません……」と書かれていたこの料理。土臭い味もさることながら、キャッチーな見た目でエグみが倍増していた。バリバリしたもろカブトムシな食感は今でも思い出せる。
・2度と食べたくないもの2「ゲンゴロウ」
カブトムシ以上に昆虫感があったのがゲンゴロウだ。昆虫食は、食べているうちに昆虫であることを忘れるような食べやすい食感を持つものが多いが、ゲンゴロウは違う。
羽が外れたり、口の中いっぱいに広がったりして、噛むたびに昆虫であることを思いだすのだ。しかも、羽がシャリシャリしていて歯に詰まる。マジで不快なのでオススメしない。
・2度と食べたくないもの3「シュールストレミング丼」
部屋にひと切れあるだけで、扉の外でも呼吸できないほどドブ臭いシュールストレミング。「世界一臭い食べ物」との異名は伊達ではない。それを白ご飯にダイレクトアタックしたのがシュールストレミング丼である。
ハッキリ言って、単品で食べるだけでもキツイのに、ご飯にも汁が染みて口の中が地獄だった。さらには、飲み込んだ後のゲップはもっと臭い。ひと切れ食べたら、半日くらいその効果が持続するものだから、口をゆすがずにはいられなかった。
──以上である。いずれ劣らぬ「食べたくなさ」であった。ハッキリ言って私は特にゲテモノが好きなわけではないのだが、これらのレポートにより、みなさんに少しでも世界の真実をお届けできていたなら幸いである。そして、上記3つをどうしても食べてみたいというチャレンジ精神旺盛な人がいるならこう伝えたい。本気でやめとけ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.