弓や指などで弦を振動させることで美しい音色を奏でる「バイオリン」。世界中で古くから愛されている楽器のひとつだ。現在は、安価なものであれば数千円、高価なものとなれば数千万円で売買されているのは、ご存知の通りである。

そこで今回は、数千円と数千万円のバイオリンの音が聴き比べられる動画をご紹介したい。さて、あなたは音の違いを感じ取れるだろうか。

・4本のバイオリンが登場

聴き比べ動画を公開したのは、バイオニリストのロブ・ランデスさんだ。楽器店の協力もあって、Amazonで購入した62ドル（約6800円）のものから、1700年頃に製造された28万5000ドル（約3100万円）のものまで、全4本のバイオリンが動画に登場する。

・聴き比べてみる

はじめに披露されるのは、Amazonで購入した約6800円のバイオリン。続いて、ヴィンチェンツォ・パノルモ製作（1794年製、約1430万円）、さらにジュゼッペ・スカランペラ製作（製造年不詳、約2000万円）へと続く。

そして最後は、カルロ・アントニオ・テストーレ製作（1700年製、約3100万円）のバイオリンだ。4本の音をじっくり聴き比べると、Amazonで購入したバイオリンに比べて、高級バイオリン3本の方が音がマイルドで艶もあるようにも感じるが……。

正直言って、価格ほど明らかな差はみられなかったというのが筆者の個人的な感想だ。音質はマイクや部屋の響きによって変わってくるので、動画中の音はあくまでも参考程度と考えておいた方が良いかもしれない。

・ロブさんのお気に入りは約2000万円のバイオリン

ちなみに、ロブさんのお気に入りは約2000万円のジュゼッペ・スカランペラ製作のバイオリンとのこと。動画のラストで「動画の高評価が10万に達したらこれをプレゼント」と案を出し、店主が「ノー」と冷静に却下するシーンが何ともシュールだ。

それはさておき、あなたは音の違いを感じ取れるだろうか？　動画を視聴する際は、ぜひイヤホンかヘッドホンでじっくり確認してみて欲しい。

参照元：YouTube
執筆：K.ナガハシ

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