夏休みもいよいよ佳境。いや、もう終わってしまった地域もあるはずだ。みんな思いっきり楽しんだかな? だが忘れてはいけない。そう、夏休みの宿題だ! 自由研究は終わったか? そろそろ取り掛からないとヤバイぞ。地獄を見ることになっても知らないゼ!?

しょうがないから私(あひるねこ)も手伝ってしんぜよう。私がオススメするのは工作だ。実は工作に使えそうないいブツがあるのだよ。それは、タミヤの「楽しい工作シリーズ ロープウェイ工作セット」である! 1000円台で買えるくせに、こいつが最の高に楽しいのだ。さあ一緒に作ってみよう、そうしよう!!

・Amazonベストセラー1位

「楽しい工作シリーズ ロープウェイ工作セット」は、実はAmazonのプラモデル『車・トラック』部門でベストセラー1位になっているアイテムだ(税込1296円・2017年8月23日現在)。プラモデルだって立派な工作。仮に先生に文句を言われたとしても、この完成形を見せつけてやれば絶対黙る。いや、ブッたまげるだろう。

・実際に作ってみた

必要なのはニッパー、ハサミ、ドライバー、のり、単三電池が1本。モーターやギヤなど、ミニ四駆を作ったことがある人にはおなじみのパーツが出てくるが、意外と難しいので作り甲斐がある。説明書をよく読んで作業を進めてくれ。グリスを塗る位置も間違わないようにな。

支柱にロープウェイの肝となる輪ゴムのベルトを取り付ければ、もう少しで完成だ。モーター → ギヤ → ベルトと駆動し、その回転によりロープウェイが糸をつたって進むのである。かなりシンプルな作りだが、だからこそ工作感があって熱いではないか。あ~早く~、早く動かしたいィィィィイイイ!

・完成まであと少し

車体だけは紙製だ。箱の裏に描かれたイラストをカットし、ペーパークラフト感覚で作っていこう。色を塗って組み立てたものを本体にはめ込めば、一気にロープウェイっぽさが増してテンションも上がるはず! でも、もうちょっと我慢してくれ。そう、ロープの取り付けが先なのだ。

・完成! しかし……?

3メートルのタコ糸が入っているので、その両端を同じくらいの高さの位置で固定する。自分の目線くらいがオススメだぞ。取り付ければ、ロープウェイの完成なり! なんだこのフォルムは。ワクワクが止まらねぇ……!! だがしかし、なんか車体が味気ないような気がしなくもない。う~む、どうしようかな……そうだ!


せっかくなので、編集部メンバー6名で乗り込んでみることにした。我がロープウェイの記念すべき初運転だからな。この感動を分かち合おうぞ! 心なしかみんな顔の画質が粗いような気がするが、楽しそうで何よりである。それではスイッチを入れ、出発進行ーーーッ!!

・優雅すぎる空の旅

すげえ……。すげえよ……グスン。見てみろよ、ロープウェイがキュルキュルと空を……、空を泳いでいるじゃねーかよォォォォオオオオ! こうして、我々はゆったりと空の旅を楽しんだのだった。みんなやけに顔の画質が荒い気がするが、心から満足してくれたようで私も嬉しい。

・往復機能がスゴイ

でもこれ、行き止まりに当たったらどうなるの? と思うかもしれない。心配ご無用。ロープ上のストッパーにスライドバーが当たると、自動的に往復運転となるのだ。マジかよ、どんだけハイテクなんだよ……! 先生にこの動きを見せれば、図工「5」は固い。

・自由研究にはこう使え

いかがだっただろうか。このロープウェイの尋常ではない面白さが、少しでも君に伝われば幸いだ。ここで上級者に提案。モーターをミニ四駆用の強力なものと交換して、学校の1階から上の階の教室まで登れるか検証するんだ。これをやればマジで自由研究だろ! このアイデア、どんどん使っていいからな。頑張れ!!

参考リンク:Amazon「タミヤ 楽しい工作シリーズ No.120 ロープウェイ工作セット 」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
★こちらもどうぞ → シリーズ「Amazonベストセラー検証」「ロケット記者の自由研究」

▼必要なのはニッパー、ハサミ、ドライバー、のり、単三電池が1本

▼意外と難しいので作り甲斐がある

▼ロープウェイの完成なり!

▼糸の両端を同じくらいの高さの位置で固定する

▼せっかくなので、編集部メンバーで乗り込んでみた

▼実際の動きは動画で確認してくれよな!