もし、読者の皆さんが迷子の子供を見つけたらどうするだろうか。デパートやイベント会場なら迷子の放送を頼めるが、公園や住宅街だったら、一緒に親を見つけてあげるしか出来ないのではないかと思う。
まさに、そんな迷子の女児を助けた親切な男性が、誘拐犯だと勘違いされて保護者にフルボッコにされてしまう、耳を疑うような出来事が起きていたというのだ!
・ソフトボールの試合中に女の子が迷子に!
米フロリダ州のレイクランド警察署が公式Facebookページに、地元のスポーツセンターで起きた出来事について投稿。なんでも、センターで開催されたソフトボールの試合中に、2歳の女児が両親と離れ離れになって迷子になってしまったのだという。
親が必死に娘を探し回るなか、女児は会場にいた親切な成人男性に保護され、その男性は女の子と一緒に保護者を探し始めたとのこと。
・誘拐犯だと勘違いした保護者が男性をフルボッコに!!
ここまでなら、ありそうな話である。ところが、娘と一緒にいる男性を目撃した父親が、彼が自分の子供を誘拐しようとしたと思い込み、周囲にいた人と一緒に、罪のない男性を地面に押し倒してフルボッコにしてしまったというのである!
そして、英ニュースサイト『Mirror』によると、この騒動は警察により収められ、警察が目撃者に事情聴取を開始。その結果、誘拐犯扱いされた男性は、迷子になった女児に助けの手を差し伸べただけだったことが判明。
・地元警察がネットユーザーに注意を喚起
にもかかわらず、女児の保護者と親戚が男性の写真と名前をSNSに投稿して、「危険人物だ」と触れ回ったというのだ。そこで、見かねたレイクランド警察署が、「間違った情報をSNSで流して、無実の人を不当に扱わないように気をつけてほしい」とFacebookに投稿して、ネットユーザーに注意を呼び掛けている。
いくら父親が子供の行方を心配していたとはいえ、娘と一緒にいた男性の意図が分からないうちは、いきなりブチのめしたりするべきではなかっただろう。小さなお子様がいる読者の皆さんは、どうお思いになっただろうか。
参照元:Facebook @LakelandPD、Mirror(英語)
執筆:Nekolas