時として「子どもは残酷だ」と言われることがある。なぜなら、子どもは大人の世界で当たり前の倫理や道徳観を理解していないことがあり、いじめなどの行為に及んでしまうからだ。

いじめは日本だけでなく世界中で大きな問題となっているが、とあるいじめられっ子の学生がイカついバイカー軍団に護衛されながら登校して話題となっている。なんでも、いじめ撲滅のために地元バイカーが協力したというのだ!

・いじめに遭って登校拒否になった少年

英ニュースサイト『indy100』によると、カナダのノバスコシア州シドニーに住む10歳のザンダー・ローズ君は、ここ数年学校でいじめに遭っているのだという。

原住民の混血であることを理由に同級生からいじめられているというザンダー君は、最近学校に行きたがらなくなり、母親のケイトさんは、息子が自らの命を絶ってしまうのではないかと心配していたとのこと。というのも、たった半年の間で同地域の青少年3人が自殺を図り、命を落としてしまったからである。

・地元のバイカー軍団が少年に協力

そこで、ケイトさんが子どもの自殺防止を支援する慈善団体「Defenders of Children:ディフェンダーズ・オブ・チルドレン」に相談したところ、バイク大好きだというザンダー君がいじめで苦しんでいる話を地元のバイカー軍団が耳にすることになった。

・バイクの後ろに乗って軍団と一緒に登校!!

こうして少年の力になりたいと申し出たバイカー軍団によって、ザンダー君はゴッツいバイクで護衛されながら登校することに!

その様子を捉えた動画を見ると、何十台ものカスタムバイクにまたがったバイカー軍団が列をなして走る様子は壮観!! レザージャケットに身を包んでバイクの後ろに陣取ったザンダー君の表情は、なんとも安心感に満ちている。

小学校に到着してイカついバイカーたちにエスコートされた少年は、まるでバイカー軍団のリーダーのように見えなくもない。きっと彼は、バイカー軍団から得た心温かいサポートを決して忘れることはないと思う。ザンダー君の件だけでなく世界中からいじめがなくなり、子どもたちが元気に楽しく学校に通えるようになることを祈るばかりだ。

参照元:Twitter @KyleMooreCTVindy100(英語)
執筆:Nekolas

▼いじめられっ子がイカついバイカー軍団に護衛されながら登校する動画