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“パラリラパラリラ〜” の暴走族ほどではないけれど、エンジン音がうるさかったり、ヤンチャすぎる走行なんかが注目されがちな「バイク集団」。そんな彼らを、あまりよく思っていない人もいるかもしれない。

けれども今回は、バイク集団の印象をガラッと変えてくれるお話をお届けしよう。なんとバイク乗りの一団が、高速道路上で逃げ出した1匹の犬を助けたというではないか! しかもみなが力をあわせての、神連携プレーでの救出!! その一部始終をお伝えするぞ。

・どうしよう! 高速道路で犬が逃げだした!?

舞台はブラジル。高速道路上の路肩に止まっていたワゴンから、1匹のワンコが逃げ出した! 車がビュンビュン行き過ぎる高速道路。助けようにもそう簡単には助けられない。どうしよう……! どうしよう……!!

するとそこに颯爽と現れたのが、計10人ほどのバイク乗りの集団だ。高速に入ったところで、ワンコが逃げ出す瞬間を目にした彼ら。無視して走り去るのかな? と思いきや、そうではなかった! なんと彼らは犬を救出するためにバイクを停めたのである!!

・パニックで走り回る犬をバイカーたちが追いかける

まず彼らは数台のバイクを道いっぱいに広げて、後ろからやってくる車の流れをブロック! これで犬が車にひかれる危険がだいぶ減った。そして後はひたすら犬を追いかける! 見慣れない場所だからかパニックを起こして、縦横無尽に走り回る犬。それを必死で追うバイカーたち。

・あわや反対車線に飛び出しかけるも……

犬が反対車線に飛び出しかける場面があるも、ギリギリで阻止! そしてバイクの影に犬を追い込んで、捕獲に成功!! バイカーも喜びの歓声を上げたのだった。

ヘルメット付属のカメラで今回の救出劇を撮影しながら、犬の後を追って走り回った男性はもうハアハア。完全に息があがってしまっているが、嬉しそうな気持ちはコチラにも伝わってくる。その後、犬は飼い主のワゴンに無事に戻され、バイク乗りたちもヤレヤレと再び愛車にまたがって高速を走り去っていった。

・「犬を助けてくれてありがとう!」一方で「危険すぎる」との声も

今回の救出劇が「よくぞ助けてくれた!」「素晴らしい行為だ!!」と拍手喝采で讃えられている一方で、「高速道路をせき止めることは、死者を出す大事故に繋がりかねない」と手放しで褒めて良いものか疑問を呈する意見も聞かれたのだった。

いずれによせ、今回のケースは事故もなく、犬も助けられたので何より。犬が逃げ出した瞬間に彼らがいてくれて本当に良かった! と思わずにはいられない。

参照元:YouTubecar scoops(英語)
執筆:小千谷サチ

▼捕獲するまでの一部始終が、バイカー視点で撮影されているぞ!

▼それを報じたニュース