スピード、乗り心地、デザインなどなど、世の中には様々なポイントを追求した自動車があるが、今回は何のために作られたのか、目的がイマイチ理解できない改造車をご紹介したい。
ロシアで作られたその改造車は、3台の自動車を合体させた “おそロシア” なマシンとなっているもようだが……いったいどんな走りを見せてくれるのだろうか? その改造車の全貌を動画と共にご覧いただこう。
・3台の自動車の前半分を溶接
動画の冒頭で登場するのは、2台の自動車のフロント部分同士を合体させた改造車と、その前に立つひとりの男性。次に、もう1台の自動車が映し出されると……男性がその自動車を、真ん中から切断し始めるのである!
さらに驚くべきは、3台の自動車の前半分を放射状に溶接してしまう点だ。しかし、それぞれが異なる進行方向を向いた状態で合体させて、ちゃんと走れるのだろうか? 続いて4分ほどのところから始まる走行シーンを確認すると……。
なんだこれは! もはや完全に意味不明!! それぞれの車輪がスリップしまくっていて、進路をまるでコントロールできていないではないか! しかも、その様子をしっかりドローンで空撮までしているから、笑うしかない。
・役に立たない改造車
ちなみに9分35秒以降のラストシーンでは、改造車をロープで引きずって移動する様子が収められており、いかに役立たない改造だったのかがよくわかる。時間と労力を割いて制作したものの、使用されることもなく制御も不可能なこの改造車は、まさに “迷走状態” のマシンと言えるだろう。
▼3台の乗用車を合体させた改造車がこちら