人間は、いくつかの種類に分かれるように思う。常に自分の限界に挑戦し続けるタイプは、どんどん自身の可能性を広げて飽くなき成長を遂げていく。
まさに、そんな登山家がネットで話題になっているので紹介したい。なんでも彼は、谷間に張られた1.2キロのスラックライン(綱渡り用のベルト状ライン)を渡り切り、綱渡りの世界記録を樹立したというのである!
・谷間に張られた1.2キロのロープを渡り切るチャレンジに挑戦!
米ニュースサイト『Laughing Squid』によると、トルコのマラティヤ市でスイス人の登山家サミュエル・ヴォレリーさんが、谷間に張った1.2キロのスラックラインを渡るチャレンジに挑んだという。
1.2キロといえば、普通に歩いても結構な距離だ。それを風が吹き付ける谷間でバランスを取りつつ、足場が安定しないスラックラインを少しずつ進んで行くのは、かなり困難な挑戦であることは言うまでもないだろう。
・高所恐怖症の人は閲覧注意!!
その様子を捉えた動画を見ると、もちろん命綱を装着しているとはいっても、スラックラインが張られた谷間は相当な高さ! いくらプロの登山家でも、真下に広がる光景で嫌でも高さを意識してしまうだろう。
また、前方に広がる「渡り切らなければならない距離」を考えたら、忍耐と根気、綱渡りのスキルを総動員させても容易ではないはずだ。高所恐怖症の人だったら、動画を見るだけでもガクブル状態になってしまうことは間違いナシ。ところが!
・1.2キロのスラックラインを74分で渡り世界記録に!
見ているだけでハラハラしてしまうチャレンジの結果、サミュエルさんは1.2キロのスラックラインを落下することなく74分で渡り切ることに成功。見事に世界記録を樹立したのであった。
彼の Instagram を見ると、橋と橋や船と船の間に張ったスラックラインを渡ったり、さまざまな場所や状況に挑んでいる様子。これからも自身の記録や限界にチャレンジするべく、サミュエルさんの挑戦は続きそうだ。
参照元:YouTube、Laughing Squid(英語)
執筆:Nekolas
▼サミュエルさんが谷間に張られたスラックラインを渡る動画はこちら
▼谷間の高さがハンパない!
▼さまざまな場所や状況でスラックラインに挑んでいるぞ!