2017年5月27日、サモ・ハン・キンポー自らが20年ぶりにメガホンを執った話題作『おじいちゃんはデブゴン』が公開される。以前の記事で、ジャッキー・チェンやユン・ピョウにまつわるインタビューをお届けしたが、今回は映画の見所を中心にお伝えしたい。

果たしてサモ・ハンが語った、今作のたった一つの見所とは何なのか? 久々のアクションに不安はなかったのか? 日本全国6000万人のサモ・ハンファンたちよ……括目せよ!

・人気は健在

サモ・ハン自ら、監督・アクション監督・主演を務めた話題作『おじいちゃんはデブゴン』。映画プロモーションのため来日した際は、各種メディアに引っ張りだこ状態、サモ・ハンの舞台挨拶付き先行上映会は数分でチケット完売……と、いまだ衰えぬ人気を見せつけた格好だ。

それはさておき、 今回はサモ・ハンに『おじいちゃんはデブゴン』の見所を中心に語ってもらった。以前のインタビューと合わせて読んでもらうと、さらに深みが増す内容となっているぞ。

──監督としては20年ぶりにメガホンを執られた今作ですが、きっかけを教えていただけますか?

「まず脚本を渡されたんだよ。読んでみてくれって言われたから目を通したんだけど、非常にいい脚本だと思ったんだ。それから1カ月ほどして連絡が来て “どうだった?” と聞かれたから、素直に “いい脚本だったよ” と答えたんだ」

──ふむふむ。

「そしたら、“どうですか? ぜひ監督をやりませんか?” と聞かれたので、OKしたのさ。こういう素晴らしい脚本と出会えることは貴重だからね」

──今回はご自身も出演されていますが、監督として俳優としてブランクは感じたりしませんでしたか?

「それはなかったね。違和感はなかったよ。というのも、この間にアクション監督は務めていたからね。香港のアクション監督は、映画監督と同じようなことをやるのさ。だから感覚が鈍っている感じはしなかったな」

──では出演に関してはいかがでしょうか? サモ・ハンさんといえば “世界一の動けるデブ” と称されていますが、昔と比べてアクションシーンなどに違いはあったのでしょうか?

「それも非常に簡単だったよ。映画に携わるようになってから、今までずっとやって来たことだからね。自分にとってはあたり前というか、全然難しいことではなかったよ」

──おお、それはすごい。映画を拝見したところ、アクションシーンもかなりハードでしたが、それも難しいことではなかったと?

「そうだね。私にとってはあたり前のことなんだ」

──なるほど。では、脚本も良くアクションシーンも満載ですが、ご自身として見所はどこだと思われますか?

「この映画で一番見て欲しいところ……それはサモ・ハンが監督をしてるってところさ

──おお、ズバッと来ましたね。

「長い間メガホンを執っていなかったのに、これだけ多くの人に待っていてもらえたなんて本当に感動しているよ。ぜひこの作品で、新しい私を発見してもらえると嬉しいな」

──アクション監督として携わっている『コール・オブ・ヒーローズ』も素晴らしい出来ですね。

「この作品は、ベニー・チャン監督と初めて組んだ作品なんだ。彼は素晴らしい才能の持ち主だし、2人で新しい物語が作れればいいと思っていたよ」

──なるほど。では最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

「きっとこの作品はファンの方に気に入ってもらえると思うよ。いや、観ないと損するかもしれないな(笑)だからぜひ劇場でご覧になっていただきたいね」

サモ・ハン監督が絶賛した脚本を始め、往年のファンならば感涙必至の『おじいちゃんはデブゴン』は2017年5月27日公開だ。また、アクション監督を務め自らもカメオ出演している『コール・オブ・ヒーローズ』は6月10日公開予定だ。

参考リンク:おじいちゃんはデブゴン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼こちらは「おじいちゃんはデブゴン」の予告編。

▼「コール・オブ・ヒーローズ」もかなり面白いぞ。