ブサイクは生まれた時からリスクを背負って生きているようなものだ。何をやっても目立たないし、何をやっても怒られるし、何を着ても似合わない。無難に全身ユニクロでそろえるのが精いっぱいである。

では、イケメンならどうなのか? しかも高身長なら、何を着ても似合うのだろうか? そこで身長189センチで細身のイケメンにお願いして、色彩感覚の狂った原宿系スタイルに挑戦してもらった。そうしたところ……、可愛らしさはないけど、めちゃくちゃカッコよくなっとるやないか! 高身長イケメンは何着ても似合うのは本当だった!!

・一緒に歩くのが恥ずかしいほどイケメン

今回検証に協力してくれたのは、私(佐藤)の友人のPENさんである。彼は身長189センチで細身。顔立ちもハッキリとしていて、控えめに言ってもイケメンだ。一緒に歩いていると、こっちが恥ずかしくなるレベル。

検証のために使用したのは、2013年に原宿でコーディネートしてもらった服だ。4年も前のものではあるが、原宿っぽい感じであることに間違いない。フェイクのサスペンダーがついたショートパンツと、ゴジラのような背びれのついたパーカ、色合い的にはケバケバしく、おっさんが着る代物ではない。

これを私が着ると……。





似合っているような気もするし、似合っていないような気もするし……。可愛らしく見えなくもないのだが、40歳を超えたおっさんが自ら「可愛い」と言っていること自体が気持ち悪い……。

・顔でごまかす

ひとつ確実に言えるのは、表情でごまかしているということだ。似合っていようがいまいが、「顔面力でカバー」というのが私のやり方である。では、これを長身イケメンが着るとどうなるのか?





ジャーーーン!!

自信満々のように見える顔立ちが、何か途方もない説得力を醸しているように見えてしまう。なんだろう? この根拠はわからないけど、堂々とした様は……。

これは……、可愛らしいはずの服装なのに、その愛らしさが全然なくなってしまっている。だが、悪い方向にシフトしている訳ではない。

・可愛くはない

強いていうなら、「ニューヨークを拠点に活動する現代アーティストのプライベート」といった感じだろうか?

もしくは、「彼女が買ってきた服を着させられる無敗の格闘家」といった感じか?

とにかく私が着ているのと、同じものを着用しているとは到底思えない。なぜ、ブサイクの私が着ると、不気味かつコミカルになってしまうのだろうか?

やはりブサイクの人生は、長身イケメンより不利であり、イケメンよりも着られる服に限りがあるのは事実だ……。

MODEL:PEN
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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原宿スタイル #今日の佐藤

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