はぁ〜 テレビも無ェ ラジオも無ェ 自転車もそれほど走って無ェ……とは、そう、吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』だ。冒頭の歌詞を思い出しただけで、幾三ボイスが頭の中でぐーるぐる。うむ、田舎に住むことがよく分かる名曲である。

ということで今回は、海外掲示板『Reddit』に寄せられた「田舎に住む者だけが分かること」を30選としてお送りしたい。

その1:信号がない
その2:店が遠い
その3:病院に行くのに片道4時間とかザラ
その4:15分の治療なのに往復8時間
その5:食料の買い出しでも、買う物を入念に考える
その6:ピザの配達なんてない
その7:聞こえてくるのが自然の音だけ
その8:ご近所さんの音といえば「トラクターのエンジン音」
その9:出会いがない
その10:誰かと付き合うことになっても、それは友達の元カレ / 元カノである可能性が極めて高い

その11:仕事がない
その12:ベランダからオシッコしても問題なし
その13:トラックやジープ、4WDなどの自動車は必需品
その14:消防団がボランティア
その15:知らない人同士でも挨拶をする
その16:何かが壊れたら自分で修理する。修理会社がないから
その17:嫌いな人でも助ける。なぜなら自分がその人に助けられることがあるから
その18:狩猟が解禁されたら、森に入るときにはオレンジ色のベストを着る
その19:「歩いていける距離」という言葉なんて使ったことがない
その20:可愛いから猫を飼っているのではない。ネズミ捕りに必要だから飼っているのだ

その21:子供の頃の楽しみが「本物の町に行くこと」だった
その22:車ならいつも運転しているのに、初めて町で運転したときは恐かった
その23:町では駐車するだけで料金が発生することに納得がいかない
その24:真夜中に出会う発情中の馬はめっちゃ恐い
その25:牛を倒して遊ぶ「カウ・ティッピング」は実は難しい
その26:家や車の鍵をかけない
その27:車が盗まれても誰かが「なんでお前は◯◯の車を運転してるんだ?」って気付いてくれる
その28:携帯の電波が悪い
その29:嵐が起こったら電気が使えなくなる
その30:ネット環境は最悪

──以上である!! 「カウ・ティッピング」など、日本の田舎とはちょっと雰囲気が違うようだ。

ちなみに筆者は、海外の田舎に何度か滞在した経験があるのだが、「島に歯医者がなくて、船で隣の島まで行かなければならなかった」や「ちょっとした嵐でも停電になり、トイレの水が流せなくなって困った」ことなどを覚えている。

また「ドアに鍵をかけない」のも、地元民から「周囲に誰も住んでいないのだから、泥棒は物音を心配せずに窓ガラスを割って入ってくる。どうせ泥棒が入るなら、窓ガラスの修理代を支払わない方がいいだろ?」といった説明を受けたことがある。

参照元:Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼吉幾三さんの名曲『俺ら東京さ行ぐだ』

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