
「創価学会の勧誘がしつこい」という意見があるのは何故? 創価学会はカルト宗教だと思う? ──そんなこと、聞きにくいにも程があるかと思う。だが、聞いてみたぞ! 宗教のプロと呼べる人にね! っていうインハイギリギリの記事を、先日ロケットニュース24ではお届けした。
今回はその後半をお届けしよう。質問内容は、脱会とか選挙とか政教分離とか。「またインハイギリギリかよ……」と、ボールを握る私の手が震えているのだが、もう投げるしかねーーーーー!
・客観的な答えを求めて
宗教に関する質問の場合、「誰に聞くのか?」が重要である。身内びいきになったらダメだし、アンチでもダメ。かといって素人だと質問に答えられない。どうすべきか……と悩んでいたときにたどり着いたのが、天神九十五(Twitter のアカウント名 / @tenjin95)さんだ。
天神さんは、現役の僧侶(曹洞宗)であり、大学で宗教学の講師もしており、おまけにカルト問題の研究・啓発活動もしている。つまり、宗教にもカルト問題にも詳しい人なのだ。……と、前回でも書いた気がするが、それは前回 答えてくれたのと全く同じ人だからである。とにかく、そんな天神九十五さんに色々と聞いてみた回答は以下の通り。
【創価学会にまつわるQ&A(後半)】
Q. 『創価学会 脱会』でグーグル検索すると、「脱会するのはひと筋縄ではいかない」との声が多く見受けられます。このような声が多いのは何故だと思われますか?
A. 「同会が信仰している妙法蓮華経(法華経)は、仏教の経典(お経)の分類では “大乗経典” というグループに入るものです。そしてそこには、『法華経を広く流布することが大切だ』というような文章が書かれています。
そうなると、脱会されることは広く流布することに反するので、非常に強く脱会を止めるのでしょう。しかし、現代の日本には『信教の自由』がある以上、誰からも特定の信仰を強制されるいわれはないわけです。
また、教団全体で脱会を止めているのか? それとも一部の会員の行動なのか? という点でこの辺の意味付けは変わってきますが、もし、教団ぐるみで脱会を食い止めているとすれば、それは『信教の自由』という基本的人権を踏みにじる大問題です」
Q. もし「創価学会から脱会したいけれど出来ない」と悩んでいる人がいるとしたら、どのような言葉をかけますか?
A. 「まずは、『貴方には脱会する自由と権利がある』と申し上げたいと思います」
Q. 曹洞宗をはじめとした伝統仏教で、脱会のためにしつこく引き止めることはあるのですか?
A. 「現在は、各地の寺院で檀家さんの減少に直面していますので、引き止めが全く無いとは言えないと思います。ただ、檀家さんには檀家を辞める権利がある以上、引き止めには限界があるのが現状です」
Q. なるほど……。ところで、仏教用語の1つに “功徳” という言葉があるかと思うのですが、一部の創価学会員の方は『選挙をやると功徳がでる』とテレビで話し、過去に話題になったようです。そのような考え方に関してどう思われますか?
A. 「一般的に功徳とは、 “善行” の結果として得られるものですが、この “善行” の定義が広範になる場合もあり、創価学会では選挙をその善行にあてはめているのでしょう。
ただし、仏典には、選挙に協力した結果として善い功徳が得られるなどということは表記されておりませんから、選挙が仏教的行為と認められるかどうかは難しいと思います。よって、同会や同会員が主張するような “功徳” も、仏教的なそれと言い切れるかどうかは不明であると言わざるを得ません」
Q. 選挙と創価学会というと、公明党と創価学会、政教分離の問題がよく話題にのぼります。宗教学の講師をされている天神さんの立場から見て、公明党は政教分離に反していると思われますか?
A. 「本来、政教分離とは国家から宗教性を排除することで、国家を正常に機能させるためのものだろうと思います。政教分離の考え方が生まれたヨーロッパと日本では、重要とされるポイントが異なっているようにも感じていますが、現在の日本国憲法で否定しているように、国家が特定の宗教に対して便宜を図るような状態になったとするのであれば問題だと思います。
その上で、現在(2017年3月23日)のところ公明党は与党の一部ですから、政教分離の原則に違反していると言い切れるかどうか微妙なところではないでしょうか。無論、今後どうなるかは分かりませんから、注意が必要だとは思います」
Q. それでは、公明党が政教分離に反しているかどうかは一端置いておいて、宗教が政治に関わることをどう考えてますか?
A. 「宗教全体のことを言うと、ひとくちに宗教といっても現実的には個別の宗派に分かれていて、一派当たりの信者数は現状の日本国内では大した数字にはなりません。なので、日本国内に限って言うと、宗教が政治に関わることにそれほど神経質になる必要はないと思います。
むしろ、前の戦争のことを思えば、国家や政治が宗教そのものになってしまう状況に気を付けるべきだと思います」
──以上である!
これまた前回でも書いたが、『創価学会』にかぎらず宗教に関する考え方は様々であり、どのような宗教を信じるのも人の自由である。だから、必ずしも1人の意見が絶対というわけではない。なので、私のように「勉強になった」と感じる人がいる一方で、反対の意見を持つ人だっているだろう。
ただとにかく、答えにくい質問にもサラっと答えてくれた天神九十五さんに、この場を借りて感謝を述べたい。ありがとうございました! 合掌。
協力:天神九十五(ブログ/ Twitter)
Report:和才雄一郎
イラスト:稲葉翔子
★こちらもどうぞ → 『創価学会』を伝統仏教の僧侶はどう見ているのか聞いてみた(前半)
和才雄一郎

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